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2019/05/30 17:39

香港前場:ハンセン0.4%安で続落、上海総合は0.8%下落 無料記事

 30日前場の香港マーケットはまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比114.58ポイント(0.42%)安の27121.13ポイントと続落する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は49.82ポイント(0.48%)高の10440.27ポイントと反発した。半日の売買代金は396億5500万香港ドルとなっている(29日前場は439億2500万香港ドル)。
 米中貿易戦争の激化による世界経済の減速を警戒。米国では10年債利回りの低下傾向が強まり、景気後退の前兆とされる「逆イールド(長短金利の逆転)」の金利差が一段と拡大した。ただ、大きく売り込む動きは見られない。「中国当局はさらなる景気刺激策を打ち出す」との観測が相場を支えている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー香港大手の恒基兆業地産(ヘンダーソンランド:12/HK)が5.3%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が4.2%安、都市ガス大手の香港中華煤気(ホンコン・チャイナガス:3/HK)が3.0%安と下げが目立った。ただ、それぞれ配当の権利落ちがあるため、株価調整後は下げ幅が縮小される(順に2.7%安、2.9%安、1.8%安)。
 業種別では、小売や食品・飲料など消費関連がさえない。聯華超市(980/HK)が2.0%安、統一企業中国HD(220/HK)と中国旺旺HD(151/HK)がそろって1.9%安、中国雨潤食品集団(1068/HK)が1.7%安、中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.6%安と値を下げた。
 半面、中国金融セクターは高い。交通銀行(3328/HK)が2.2%、中国民生銀行(1988/HK)が1.6%、中国農業銀行(1288/HK)が1.5%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が2.0%、広発証券(1776/HK)が1.2%ずつ上昇した。
 農業関連セクターも物色される。野菜・果樹栽培業者の中国緑色食品HD(チャイナ・グリーン・ホールディングス:904/HK)が10.6%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(チャイナ・ブルーケミカル:3983/HK)が4.9%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(ファースト・トラクター:38/HK)が4.1%高、トウモロコシ加工の大成生化科技集団(グローバル・バイオ-ケム・テクノロジー:809/HK)が2.5%高、肥料販売で中国最大手の中化化肥HD(サイノフェルト:297/HK)が2.3%高で引けた。
 一方、本土マーケットは5日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.83%安の2890.58ポイントで前場の取引を終えた。保険株が安い。自動車株、ハイテク株、医薬品株、不動産株、インフラ関連株、空運株なども売られた。半面、農業関連株、エネルギー株、公益株の一角は値上がりしている。


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