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2020/02/24 16:32

中国大引:上海総合0.3%安で3日ぶり反落、大型株下げ主導 無料記事

 週明け24日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比8.44ポイント(0.28%)安の3031.23ポイントと3日ぶりに反落した(上海A株指数は0.28%安の3176.48ポイント)。
 景気減速が改めて意識される流れ。中国商務部・外貿司の李興乾司長は21日の記者会見で、輸出入の伸びが今年1〜2月に大幅に鈍化するとの見通しを示した。新型コロナウイルスに関しては、発生源となった湖北省以外の一部地域で感染者が減少傾向だと伝わったものの、経済活動の先行きには依然として不透明感が漂う。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。当局の経済対策に対する期待感が支えだ。中国国営テレビは23日、「今年の経済・社会目標を達成するため、習近平・国家主席が各種政策の強化を表明した」と伝えている。指数は一時プラス圏で推移した。
 時価総額上位の金融や石油が下げを主導する。中国平安保険(601318/SH)が2.0%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.7%安で引けた。中国平安保険に関しては、1月の収入保険料がマイナス成長に転落したことも売り材料視されている。同社幹部は21日、新型コロナウイルス肺炎の影響により、代理店経由の販売に大きな影響が出ていると説明した。
 消費関連株も安い。スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が3.3%、白物家電大手の海爾智家(600690/SH)が2.7%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.3%ずつ値を下げた。このほか、不動産株、運輸株、防衛関連株なども売られている。
 半面、ハイテク株は急伸。IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)とソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)がそろってストップ高で引けた。それぞれ上場来高値を更新している。そのほか、通信関連株、産金株、建材株、医薬品株の一角も買われた。
 一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.39ポイント(0.16%)安の244.51ポイント、深センB株指数が8.23ポイント(0.86%)安の951.61ポイントで終了した。


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