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2019/06/21 13:32

香港前場:ハンセン0.3%安で5日ぶり反落、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 21日前場の香港マーケットはまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比73.68ポイント(0.26%)安の28476.75ポイントと5日ぶりに反落する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は2.64ポイント(0.02%)高の10925.03ポイントと小幅ながら5日続伸した。半日の売買代金は469億9100万香港ドルとなっている(20日前場は498億9400万香港ドル)。
 香港の社会混乱が再び警戒される流れ。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の辞任を求め、学生グループなどが本部庁舎周辺に集結し始めた事態を重視し、香港政府は21日、本部庁舎を一時閉鎖している。もっとも、下値は限定的。米国や中国の株高や、商品市況高が支えだ。米中貿易問題を巡り、協議進展の期待が高まっていることもプラス。「今月28〜29日に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせた米中首脳会談に先立ち、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と劉鶴・中国副首相が来週25日に会談する」と伝えられている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港電力大手の中電HD(CLPホールディングス:2/HK)が4.5%安、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.2%安、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が2.1%安と下げが目立った。中電HDに関しては、2019年6月中間期の赤字転落見通しが嫌気されている。
 医薬品セクターもさえない。康哲薬業HD(867/HK)が3.0%安、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.5%安、四環医薬HD集団(460/HK)が2.3%安、金斯瑞生物科技(1548/HK)が1.4%安で引けた。
 半面、石油関連セクターはしっかり。業界大手3社の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.4%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.3%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.2%高、油田掘削の中海油田服務(2883/HK)が1.6%高と上昇した。原油相場の急伸が手がかり(昨夜のWTI原油先物は5.4%高)。イランが米無人偵察機を撃墜するなか、原油需給の動向に太い名鑑が広がりつつある。イラク南部バスラ近郊の油田関連施設敷地には、何者かがロケット弾を打ち込んだもよう。これを運営する米国企業エクソンモービルが狙われたとの見方がある。
 産金・非鉄セクターも高い。霊宝黄金集団(3330/HK)が3.5%、招金鉱業(1818/HK)が3.1%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.8%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.5%、江西銅業(358/HK)が1.4%ずつ値を上げた。商品相場の値上がりが材料視される。なかでもNY金先物はこの日の時間外取引で、約5年9カ月ぶりの高値水準に急伸した。
 一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.61%高の3005.36ポイントで前場の取引を終えた。非鉄や産金、石油など資源株が高い。証券株、ハイテク株、自動車株、運輸株、インフラ関連株、不動産株、軍需関連株なども買われた。半面、銀行株、保険株、消費関連株の一角は売られている。


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