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2020/09/25 14:11

香港前場:ハンセン0.2%安で続落、上海総合0.2%下落 無料記事

 25日前場の香港マーケットは小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比48.93ポイント(0.21%)安の23262.14ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は31.15ポイント(0.33%)安の9340.04ポイントと5日続落した。半日の売買代金は607億4600万香港ドルとなっている(24日前場は635億3600万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが続く。フランスで24日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を記録するなど、欧州では感染が再び急拡大している。世界経済の回復に時間がかかると懸念された。また、来週後半から国慶節に伴う大型連休(本土は10月1日〜8日が休場、香港は1日と2日が休場)が始まるだけに、模様眺めのスタンスも漂っている。
 ただ、大きく売り込む動きはみられない。昨夜の米株高が好感されたほか、中国人民銀行(中央銀行)の資金供給がプラス材料だ。人民元は25日、リバースレポを通じ900億人民元の資金を市中に供給。今週は5日連続でリバースリポを実施し、期日到来分との差し引きで4800億人民元の供給超となっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%安、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が1.8%安、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が1.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園HDのほか、雅居楽集団HD(3383/HK)と合景泰富地産HD(1813/HK)がそろって3.9%、融創中国HD(1918/HK)が3.8%、世茂房地産HD(813/HK)が3.0%ずつ下落した。
 半面、キャリアや設備・工事の通信関連セクターはしっかり。中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が2.1%、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が1.5%、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が0.4%、京信通信系統HD(2342/HK)が4.6%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.24%安の3215.42ポイントで前場の取引を終えた。不動産株が安い。素材株、ハイテク株、運輸株、インフラ関連株、自動車株、銀行・保険株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。食品飲料株、証券株も買われた。



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