2025/12/24 13:51 NEW!!
香港大引:ハンセン0.2%高で小反発、ファウンドリ―SMICは3.1%上昇 
短縮取引となった24日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比44.79ポイント(0.17%)高の25818.93ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が1.29ポイント(0.01%)高の8915.12ポイントと小反発した。半日立ち合いの売買代金は925億2420万香港ドル(約1兆8560億円)に縮小している。(23日は1571億3140香港ドル)。
内外の好材料が相場を支える流れ。米株の上昇基調が続いているほか、中国の政策期待も強まっている。中国の政策を巡っては、中国財政部が23日、2026年の政府債発行総額を引き続き高水準に維持すると発表。財政政策で景気を下支えする姿勢を示した。
もっとも、全体としては動意を欠く。香港休場や中国指標発表を前に、様子見ムードも漂っている。香港市場はきょう24日がクリスマス休暇で半日商い、25日と26日が休場となる(本土市場は通常取引)ほか、27日に11月の工業企業利益、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIなどが公表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.1%高、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が2.3%高、インフラ投資会社の長江基建集団(1038/HK)と電力大手の電能実業(6/HK)がそろって1.8%高と上げが目立っている。SMICなど半導体株に関しては、トランプ米政権が中国製半導体に対する関税を当面「実質ゼロ」にしたことも刺激材料だ。
セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、晶門半導体(2878/HK)が3.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が3.0%、華虹半導体(1347/HK)が1.6%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.5%ずつ上昇した。
ライダー(LiDAR)やロボット技術の一角も物色される。禾賽科技(2525/HK)が3.5%高、速騰聚創科技(2498/HK)が2.3%高、深セン市越疆科技(2432/HK)が9.4%高、黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が1.3%高で引けた。
他の個別株動向では、太陽光電池メーカーの海南鈞達新能源科技(2865/HK)が4.7%高。杭州尚翼光電科技有限公司(尚翼光電)と戦略的提携関係を結んだことが支援材料だ。ペロブスカイト太陽電池を宇宙エネルギー分野で応用するため、研究開発などで協業するという。
半面、消費セクターの一角はさえない。免税店の中国旅遊集団中免(1880/HK)が2.9%、家電の海爾智家(6690/HK)が2.3%、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が2.0%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が1.5%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.3%ずつ下落した。
本土マーケットは6日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.24%高の3929.25ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。軍需産業、インフラ建設、素材、不動産、自動車なども買われた。半面、エネルギーは安い。銀行・保険、消費。医薬、公益も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外の好材料が相場を支える流れ。米株の上昇基調が続いているほか、中国の政策期待も強まっている。中国の政策を巡っては、中国財政部が23日、2026年の政府債発行総額を引き続き高水準に維持すると発表。財政政策で景気を下支えする姿勢を示した。
もっとも、全体としては動意を欠く。香港休場や中国指標発表を前に、様子見ムードも漂っている。香港市場はきょう24日がクリスマス休暇で半日商い、25日と26日が休場となる(本土市場は通常取引)ほか、27日に11月の工業企業利益、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIなどが公表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.1%高、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が2.3%高、インフラ投資会社の長江基建集団(1038/HK)と電力大手の電能実業(6/HK)がそろって1.8%高と上げが目立っている。SMICなど半導体株に関しては、トランプ米政権が中国製半導体に対する関税を当面「実質ゼロ」にしたことも刺激材料だ。
セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、晶門半導体(2878/HK)が3.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が3.0%、華虹半導体(1347/HK)が1.6%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.5%ずつ上昇した。
ライダー(LiDAR)やロボット技術の一角も物色される。禾賽科技(2525/HK)が3.5%高、速騰聚創科技(2498/HK)が2.3%高、深セン市越疆科技(2432/HK)が9.4%高、黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が1.3%高で引けた。
他の個別株動向では、太陽光電池メーカーの海南鈞達新能源科技(2865/HK)が4.7%高。杭州尚翼光電科技有限公司(尚翼光電)と戦略的提携関係を結んだことが支援材料だ。ペロブスカイト太陽電池を宇宙エネルギー分野で応用するため、研究開発などで協業するという。
半面、消費セクターの一角はさえない。免税店の中国旅遊集団中免(1880/HK)が2.9%、家電の海爾智家(6690/HK)が2.3%、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が2.0%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が1.5%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.3%ずつ下落した。
本土マーケットは6日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.24%高の3929.25ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。軍需産業、インフラ建設、素材、不動産、自動車なども買われた。半面、エネルギーは安い。銀行・保険、消費。医薬、公益も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。





