2026/02/06 08:50 NEW!!
売り先行か、外部環境に不透明感 
◆6日の香港マーケットは、外部環境の不透明感で売り先行か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はややネガティブ。米労働市場が軟化する中、米経済の先行き不安もくすぶっている。米労働省が5日報告した昨年12月分の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数(非農業部門)が前月から大幅に減少し、2020年9月以来、5年3カ月ぶりの低水準となった。また、新規失業保険申請件数(週間)は予想以上に増加している。そのほか、米調査会社が集計したデータによると、米企業が発表した1月の人員削減数は2009年以来で最悪を記録した。
5日の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.2%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%安と3日続落した。米労働市場の軟化に加え、人工知能(AI)投資を巡る不透明感が逆風となっている。マイクロソフトやアマゾン、アルファベットが発表したAIなどの設備投資計画はそれぞれアナリスト予想を上回り、巨額投資の回収や競争激化が懸念された。また、半導体のクアルコムが公表した1〜3月期の収益見通しが市場予想を下回ったこともハイテク産業全体の不安材料となっている。半面、中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.9%高と5日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が5.9%高、中通快逓(開曼)(ZTO/NYSE、2057/HK)が3.7%高、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が3.6%高と上げが目立った。
内部環境は安定的。中国経済の鈍化懸念は依然としてくすぶっているが、当局が景気支援の動きを強めるとの期待も広がっている。足もとでは、関係部局が今週、春節9連休に向けた消費喚起策を発表した。そのほか、市場関係者の間には、春節(2月15〜23日)前に金融緩和が発表されるとの見方もある。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。米経済の先行き不安や、米ハイテク株安が逆風だ。中国の政策に対する期待感は支えとなりそうだが、金融政策を見極めたいとするスタンスが強まる可能性もある。なお、香港市場では来週にかけ、新規株隙公開(IPO)が相次ぐ。動向によっては投資家のセンチメントに影響があるので注視したい。本日は、クリニック運営の卓正医療HD(ディスティンクト・ヘルスケア・ホールディングス:2677/HK)、中国養豚大手の牧原食品(ムーユエン・フーズ:2714/HK)、プリント基板(PCB)生産設備で中国最大手の深セン市大族数控科技(シェンジェン・ハンズCNCテクノロジー:3200/HK)が新規上場する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はややネガティブ。米労働市場が軟化する中、米経済の先行き不安もくすぶっている。米労働省が5日報告した昨年12月分の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数(非農業部門)が前月から大幅に減少し、2020年9月以来、5年3カ月ぶりの低水準となった。また、新規失業保険申請件数(週間)は予想以上に増加している。そのほか、米調査会社が集計したデータによると、米企業が発表した1月の人員削減数は2009年以来で最悪を記録した。
5日の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.2%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%安と3日続落した。米労働市場の軟化に加え、人工知能(AI)投資を巡る不透明感が逆風となっている。マイクロソフトやアマゾン、アルファベットが発表したAIなどの設備投資計画はそれぞれアナリスト予想を上回り、巨額投資の回収や競争激化が懸念された。また、半導体のクアルコムが公表した1〜3月期の収益見通しが市場予想を下回ったこともハイテク産業全体の不安材料となっている。半面、中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.9%高と5日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)が5.9%高、中通快逓(開曼)(ZTO/NYSE、2057/HK)が3.7%高、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が3.6%高と上げが目立った。
内部環境は安定的。中国経済の鈍化懸念は依然としてくすぶっているが、当局が景気支援の動きを強めるとの期待も広がっている。足もとでは、関係部局が今週、春節9連休に向けた消費喚起策を発表した。そのほか、市場関係者の間には、春節(2月15〜23日)前に金融緩和が発表されるとの見方もある。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。米経済の先行き不安や、米ハイテク株安が逆風だ。中国の政策に対する期待感は支えとなりそうだが、金融政策を見極めたいとするスタンスが強まる可能性もある。なお、香港市場では来週にかけ、新規株隙公開(IPO)が相次ぐ。動向によっては投資家のセンチメントに影響があるので注視したい。本日は、クリニック運営の卓正医療HD(ディスティンクト・ヘルスケア・ホールディングス:2677/HK)、中国養豚大手の牧原食品(ムーユエン・フーズ:2714/HK)、プリント基板(PCB)生産設備で中国最大手の深セン市大族数控科技(シェンジェン・ハンズCNCテクノロジー:3200/HK)が新規上場する。
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