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2025/12/19 17:41 NEW!!

香港大引:ハンセン0.8%高で3日続伸、スマートドライブ関連に買い 無料記事

 19日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比192.40ポイント(0.75%)高の25690.53ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が59.72ポイント(0.68%)高の8901.23ポイントと反発した。売買代金は2211億8640万香港ドル(約4兆4436億円)に拡大している(18日は1623億7750万香港ドル)。
 外部環境の改善が相場を支える流れ。米追加利下げの期待が再び強まったことや、人工知能(AI)投資を巡る不透明感がやや後退したことを材料視している。18日に公表された11月の米消費者物価指数(CPI)は上昇率が市場予想を下回り、7月以来の低水準。市場関係者からは1月の追加利下げの可能性も指摘された。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の低下も期待されている。また、米半導体大手マイクロンが発表した第2四半期の調整後1株利益見通しが予想を大幅に上回り、AIデータセンターの需要が拡大していると楽観された。ただ、上値は限定的。香港市場は来週、クリスマス休暇で25日と26日が休場となるほか(24日は半日商い)、年末が接近していることも買い手控え要因として意識された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が4.4%高、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)と中国ミネラルウォーター最大手の農夫山泉(9633/HK)がそろって3.8%高で引けた。
 新興電気自動車(EV)関連も高い。理想汽車のほか、小鵬汽車(9868/HK)が7.7%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が5.7%、蔚来集団(9866/HK)が2.3%ずつ上昇した。EVなどテック銘柄に買いが先行する中、ハンセン科技(テック)指数は1.1%高と他の主要指数をアウトパフォームしている。
 そのほか、自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連も急伸。深セン佑駕創新科技(2431/HK)が31.2%高、地平線(9660/HK)が7.0%高、知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が4.0%高、禾賽科技(2525/HK)が4.6%高、速騰聚創科技(2498/HK)が3.3%高と値を上げている。中国当局は先ごろ、自動運転レベル3(L3:一定条件下でシステムが運転操作を担う)機能を搭載したコネクテッドカー製品に関し、第一陣の公道走行試験を許可。商業化の期待が先行した。
 ロボット関連の銘柄も物色される。寧波均勝電子(699/HK)が5.6%高、深セン市優必選科技(9880/HK)が4.7%高、深セン市越疆科技(2432/HK)が2.7%高、黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が1.5%高で取引を終えた。
 半面、産金セクターはさえない。山東黄金鉱業(1787/HK)が2.0%、招金鉱業(1818/HK)が2.2%、紫金黄金国際(2259/HK)が1.9%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が1.1%ずつ下落した。
 本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.36%高の3890.45ポイントで取引を終了した。自動車が高い。不動産、医薬、素材、インフラ関連、証券、消費関連なども買われた。半面、エネルギー関連は安い。銀行・保険、半導体の一角も売られた。




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