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2019/07/24 13:30

香港前場:ハンセン0.9%高で続伸、上海総合は1.0%上昇 無料記事

 24日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比263.93ポイント(0.93%)高の28730.41ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が122.80ポイント(1.14%)高の10932.72ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は388億8800万香港ドルとなっている(23日前場は319億5500万香港ドル)。
 米中通商協議の再開期待が相場を支える流れ。米メディアは23日、「ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官が29日に訪中する」と報じた。対面協議の再開は、6月の米中首脳会談以来となる。昨夜の米株高や、この日の本土株高も好感された。
 ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.8%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.0%高、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が3.8%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.1%高と上げが目立った。
 業種別では、中国の自動車が高い。上記した吉利汽車のほか、東風汽車集団(489/HK)が4.1%、広州汽車集団(2238/HK)が3.8%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.1%ずつ値を上げた。
 本土系不動産セクターもしっかり。華潤置地(1109/HK)が3.0%高、中国金茂HD(817/HK)が2.7%高、中国恒大集団(3333/HK)が2.1%高、碧桂園HD(2007/HK)が1.8%高、首創置業(北京キャピタル・ランド:2868/HK)が1.7%高で引けた。
 5Gネットワークや半導体関連の銘柄群も物色される。京信通信系統HD(2342/HK)が9.0%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が3.7%高、中国通信服務(552/HK)が2.0%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が5.5%高、華虹半導体(1347/HK)が2.9%高と上昇した。半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMは昨日引け後、中間決算が9割減益だったと報告。アナリスト予想にも届かなかったが、第3四半期(7〜9月)以降の売り上げ回復見通しを同時に報告した。
 他の個別株動向では、仏化粧品メーカーのL OCCITANE(ロクシタン:973/HK)が4.2%高と急反発。4〜6月期の販売好調が材料視された。
 本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%高の2929.17ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が高い。保険株、自動車株、資源・素材株、消費関連株、航空・防衛関連株、医薬品株も買われた。


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