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2019/07/11 13:23

香港前場:ハンセン1.2%高で続伸、上海総合は0.3%上昇 無料記事

 11日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比335.05ポイント(1.19%)高の28539.74ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が134.13ポイント(1.25%)高の10836.05ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は381億6000万香港ドルとなっている(10日前場は365億6700万香港ドル)。
 外部環境の改善で投資家心理が上向く。大幅利下げ観測による昨夜の米株上昇を好感した。昨夜行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では、貿易摩擦の不透明感や世界経済の先行き不安が続いているとして、より緩和的な金融政策を打ち出す方針が示唆されている。原油高もプラス。10日のWTI原油先物は4.5%高と大幅続伸し、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。
 ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連の上げが目立つ。石油大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.1%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.6%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.4%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が1.7%高で引けた。ハンセン指数銘柄以外では、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(チャイナ・オイルフィールド・サービシズ:2883/HK)が5.5%高、天然ガス事業の昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が1.3%高と買われている。
 業種別では、香港系不動産が高い。新鴻基地産発展(16/HK)が2.8%、恒基兆業地産(12/HK)が2.6%、新世界発展(17/HK)が2.1%ずつ上昇した。通貨を米ドルにペッグする香港は金融政策で米国に追随するため、米利下げで域内の住宅ローン金利も低下すると期待されている。
 本土系金融セクターもしっかり。中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.3%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.2%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.0%高、中信証券(6030/HK)が2.2%高、華泰証券(HTSC:6886/HK)が1.5%高、中国建設銀行(939/HK)が1.6%高、交通銀行(3328/HK)が1.5%高と値を上げた。
 他の個別株動向では、炭鉱開発用重機で中国最大手メーカーの三一重装国際(631/HK)が2.6%高と続伸。6月中間期の大幅増益見通しが材料視された。
 本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%高の2924.85ポイントで前場の取引を終えた。銀行・保険株が上げを主導。資源・素材株、不動産株、発電株、医薬品株、運輸株、食品・飲料株なども買われた。半面、自動車株は安い。航空・防衛関連株、半導体株、証券株も売られた。


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