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2019/11/06 17:46

香港大引:ハンセン0.02%高で5日続伸、中国人寿1.2%高で8日続伸 無料記事

 6日の香港マーケットは小動き。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比5.24ポイント(0.02%)高の27688.64ポイントと5日続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は16.77ポイント(0.15%)安の10860.86ポイントと5日ぶりに反落した。売買代金は728億6100万香港ドルに縮小している(5日は921億1700万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが強まるなか、方向感を欠く流れ。米中通商交渉を巡る新規ニュースに乏しく、続報待ちのスタンスが買いを手控えさせた。もっとも、米中貿易摩擦の緩和や中国の政策に対する期待感は根強く、大きく売り込む動きもみられていない。
 ハンセン指数の構成銘柄では、新世界発展(17/HK)と九龍倉置業地産投資(1997/HK)、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)がそろって1.2%高と上げが目立った。中国人寿保険は8日続伸し、約半年ぶりの高値水準を回復している。1〜9月期決算の3倍増益が引き続き支援材料となった。
 業種別では、非鉄関連がしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.1%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.5%高、江西銅業(358/HK)が2.1%高と上昇した。エネルギー・資源会社の中信資源HD(CITICリソーシズ・ホールディングス:1205/HK)も2.0%高と値上がりしている。
 半面、食品・飲料、酒造など消費関連セクターは安い。中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.9%、中国旺旺HD(151/HK)が1.5%、統一企業中国HD(220/HK)が1.4%、万洲国際(WHグループ:288/HK)が0.9%、青島ビール(168/HK)が1.2%ずつ値を下げた。蒙牛に関しては、同社経営陣が「2019年第4四半期(10〜12月)は原料コストの増加を見込む」との認識を示したことが嫌気されている。粗利益率の下振れ圧力が増すと警戒された。
 一方、本土マーケットは4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の2978.60ポイントで取引を終えた。保険・不動産株が下げを主導する。不動産株、自動車株、ハイテク株、エネルギー株、医薬品株、運輸株なども売られた。半面、銀行株の一角は高い。航空・防衛関連株や非鉄株の一部も買われた。



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