2019/10/14 16:26
中国大引:上海総合1.2%高で5日続伸、米中貿易協議の部分合意を好感
週明け14日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比34.23ポイント(1.15%)高の3007.88ポイントと5日続伸した。終値で9月20日以来、約3週ぶりに心理的節目の3000ポイント台を終値で回復している。上海A株指数も上昇し、35.89ポイント(1.15%)高の3151.20ポイントで取引を終えた。
米中通商協議の「部分合意」を好感。ワシントンで11日まで開かれていた閣僚級の米中協議では、複数の項目で合意に達した。また、米国は15日に予定していた中国製品に対する関税引き上げを先延ばしする。追加関税の応酬に歯止めがかかったことで、過度な景気悪化懸念もひとまず薄らいだ格好だ。
一方、取引時間中に公表された今年9月の中国貿易統計では、輸出と輸入がそろって悪化。なかでも人民元建て輸出は0.7%減となり、予想外のマイナスに転じた。ただ、市場では悲観する動きは限定的。米中貿易戦争の休戦により、輸出入が回復すると期待されている。また、当局の景気テコ入れ策が強化されるとの思惑も高まった。
金融株が相場をけん引する。中国人寿保険(601628/SH)が2.2%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%高で引けた。ハイテク株も高い。IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が4.7%上昇した。運輸株、不動産株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株、医薬品株など幅広く買われている。
外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が2.01ポイント(0.75%)高の271.13ポイント、深センB株指数が5.85ポイント(0.63%)高の939.65ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中通商協議の「部分合意」を好感。ワシントンで11日まで開かれていた閣僚級の米中協議では、複数の項目で合意に達した。また、米国は15日に予定していた中国製品に対する関税引き上げを先延ばしする。追加関税の応酬に歯止めがかかったことで、過度な景気悪化懸念もひとまず薄らいだ格好だ。
一方、取引時間中に公表された今年9月の中国貿易統計では、輸出と輸入がそろって悪化。なかでも人民元建て輸出は0.7%減となり、予想外のマイナスに転じた。ただ、市場では悲観する動きは限定的。米中貿易戦争の休戦により、輸出入が回復すると期待されている。また、当局の景気テコ入れ策が強化されるとの思惑も高まった。
金融株が相場をけん引する。中国人寿保険(601628/SH)が2.2%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%高で引けた。ハイテク株も高い。IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が4.7%上昇した。運輸株、不動産株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株、医薬品株など幅広く買われている。
外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が2.01ポイント(0.75%)高の271.13ポイント、深センB株指数が5.85ポイント(0.63%)高の939.65ポイントで終了した。
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