/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2019/07/08 13:25

香港前場:ハンセン1.6%安で続落、上海総合は2.5%下落 無料記事

 週明け8日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比473.06ポイント(1.64%)安の28301.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が177.11ポイント(1.63%)安の10717.99ポイントとそろって4日続落した。半日の売買代金は432億2000万香港ドルにやや拡大している(5日前場は317億8600万香港ドル)。
 内外環境の不透明感が重し。市場で高まっていた大幅な米利下げの思惑が薄れるなか、先週末の米株が売られた流れを継いだ。香港域内の社会混乱に対する不安もくすぶる。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求め、反対派は7日、大規模なデモを再び実施した。また、近く始まる米中通商協議の成り行きを見極めたいとするスタンスも強まっている。買い手控え要因として意識された。
 ハンセン指数の構成銘柄は全面安。香港系不動産の九龍倉置業地産投資(1997/HK)とバイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)がそろって4.0%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.8%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.6%安と下落率上位に並んだ。吉利汽車に関しては、大手ブローカーが「製品ライフサイクルの黄金期は過ぎ去った」などと指摘し、同社株の投資判断を引き下げたことが引き続き売り材料視されている。
 業種別では、海運・空運が安い。中遠海運能源運輸(1138/HK)が5.3%、中遠海運HD(1919/HK)が2.2%、中国東方航空(670/HK)と中国南方航空(1055/HK)がそろって4.2%、中国国際航空(753/HK)が3.4%ずつ値を下げた。
 中国不動産セクターもさえない。中国海外発展(688/HK)と広州富力地産(2777/HK)がそろって3.1%安、華潤置地(1109/HK)が3.0%安、雅居楽集団HD(アジャイル・グループ・ホールディングス:3383/HK)が2.7%安、碧桂園HD(2007/HK)が2.5%安で引けた。
 他の個別株動向では、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(金蝶国際ソフト:268/HK)が12.5%安と急落。同社は2019年6月中間期の業績に関し、30〜40%減益になるとの見通しを示した。
 このほか、大手スポーツ用品メーカーの安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が7.3%安。空売りファンドの米マディー・ウォーターズが同社に関するネガティブ・リポートを発表するなか、投資家のリスク回避スタンスが強まった。同業の李寧(リーニン:2331/HK)も2.8%安と売られている。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.46%安の2936.97ポイントで前場の取引を終えた。ほぼ全面安の商状。金融株が下げを主導した。ハイテク株、素材株、消費関連株、運輸株、自動車株なども下げが目立っている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース