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2019/08/06 13:33

香港前場:ハンセン0.7%安で5日続落、上海総合は2.4%下落 無料記事

 6日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比184.73ポイント(0.71%)安の25966.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.86ポイント(0.85%)安の9995.78ポイントとそろって5日続落した。半日の売買代金は724億2500万香港ドルに拡大している(5日前場は533億5200万香港ドル)。
 米中対立の激化を不安視。米財務省は現地時間5日、経済制裁対象の「為替操作国」に中国を指定したと公表した。また、米中通商交渉の混迷化も危惧されている。米政権による対中制裁関税「第4弾」の発動表明に対抗し、中国商務部は6日未明、米農産品の購入を一時停止すると発表した。ただ、このところの下げが急ピッチだったこともあり、指数は前引けにかけて下げ幅を縮小している。
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産の恒隆地産(101/HK)が5.2%安、新世界発展(17/HK)が2.9%安、スマホ関連の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.0%安と下げが目立った。香港不動産株に関しては、香港の7月・総合PMIが10年ぶりの低い水準に落ち込んだことも嫌気されている。
 業種別では、港湾・海運、空運の運輸関連が安い。廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が4.3%、招商局港口HD(144/HK)が2.6%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.0%、太平洋航運集団(2343/HK)が1.3%、中国国際航空(753/HK)が3.2%、中国東方航空(670/HK)が3.1%、中国南方航空(1055/HK)が2.4%ずつ値を下げた。
 中国金融セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が3.7%安、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が3.2%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.8%安、華泰証券(6886/HK)が3.2%安、招商銀行(3968/HK)が2.8%安で引けた。
 本土マーケットも5日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.43%安の2752.90ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が安い。運輸株、インフラ関連株、資源・素材株、自動車株、消費関連株、不動産株、金融株、医薬品株なども売られた。半面、農業関連株の一角には買いが継続している。


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