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2019/04/29 16:32

中国大引:上海総合0.8%安で3日続落、ハイテク関連に売り 無料記事

 週明け29日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比23.90ポイント(0.77%)安の3062.50ポイントと3日続落した。約1カ月ぶりの安値水準に低迷している。上海A株指数も下落し、25.03ポイント(0.77%)安の3207.43ポイントで取引を終えた。
 連休前に買い手控え。中国では今週、5月1〜3日が休場となる。また、あす30日には5月の製造業PMIが公表される予定で、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。指数はプラス圏で推移する場面もあった。中国の経済指標改善が支えとなっている。全国工業企業の利益総額は今年3月、前年同月比13.9%増の5895億2000万人民元(約9兆7930億円)に拡大し、プラス成長を回復した(1〜2月は14.0%減)。
 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ安、フラッシュメモリ製造などの北京兆易創新科技(603986/SH)が9.9%安、業務ソフト大手の用友網絡科技(600588/SH)が6.7%安で引けた。自動車株、資源・素材株、証券株、不動産株、インフラ関連株なども売られている。
 半面、時価総額上位の金融株はしっかり。中国工商銀行(601398/SH)が1.6%高、中国平安保険(601318/SH)が4.0%高と値を上げた。食品・飲料株も高い。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.9%上昇した。医薬品株、空運株も物色されている。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が2.41ポイント(0.77%)安の310.09ポイント、深センB株指数が14.29ポイント(1.41%)安の1002.42ポイントで終了した。



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