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2019/04/26 13:34

香港前場:ハンセン0.1%高で6日ぶり反発、上海総合は0.8%下落 無料記事

 26日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.87ポイント(0.11%)高の29583.67ポイントと6日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.12ポイント(0.08%)高の11511.16ポイントと5日ぶりにそれぞれ反発した。半日の売買代金は453億4300万香港ドルとなっている(25日前場は447億2400万香港ドル)。
 企業業績に対する期待感が相場を支える流れ。主要企業の四半期決算発表が終盤に入るなか、これまでに報告された業績は堅調な内容が多くを占めている。約3週ぶりの安値水準を切り下げただけに、自律反発狙いの買いも入った。ただ、上値は限定的。本土株安が重しだ。海外マネーの流出懸念が強まったことで、上海総合指数は続落している。
 業種別では、中国の保険・証券がしっかり。衆安在線財産保険(6060/HK)が2.5%高、新華人寿保険(1336/HK)が1.3%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.2%高、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が1.9%高、海通証券(6837/HK)が1.4%高で引けた。生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険は25日引け後、1〜3月期の9割増益を発表している。市況回復を追い風に、海通証券は四半期の利益が倍増した。
 このほか、増益や黒字転換を明らかにした銘柄群では、発電大手の華能国際電力(902/HK)が2.2%、白物家電大手の海信家電集団(921/HK)が1.6%、建築材料大手の北京金隅集団(BBMG:2009/HK)が1.1%ずつ上昇している。
 半面、業績が低迷した銘柄では、鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(323/HK)が5.8%安と急落。同社は四半期の9割減益に加え、中間期の大幅減益見通しを明らかにした。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.78%安の3099.36ポイントで前場の取引を終えた。ハイテク株が安い。消費関連株、自動車株、インフラ関連株、不動産株、医薬品株、銀行株なども売られた。半面、保険株は物色されている。


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