2019/03/04 17:55
香港大引:ハンセン0.5%高で続伸、石薬集団が4.4%上昇
週明け4日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比147.42ポイント(0.51%)高の28959.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が68.59ポイント(0.60%)高の11575.53ポイントとそろって続伸した。売買代金は1489億1900万香港ドルに拡大している(1日は1087億5600万香港ドル)。
米中通商合意の期待感が先行する流れ。米紙は1日、「米中首脳は早ければ3月中旬にも会談する見通し」などと報道した。3日には、「米中両政府は、お互いが課している追加関税の引き下げを議論している」と伝えられている。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を5日に控え、中国の政策期待も強まった。ただ、引けにかけて上げ幅を縮小する。ハンセン指数は一時1.5%近く上昇し、2018年6月以来の高値水準を回復するなか、利食い売り圧力が意識された。
ハンセン指数の構成銘柄では、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が4.4%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)と国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)がそろって4.1%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.6%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.2%高と上げが目立った。
業種別では、金融が高い。上記した交通銀行のほか、中国信達資産管理(1359/HK)が3.4%、中国華融資産管理(2799/HK)が3.3%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)と招商銀行(3968/HK)がそろって2.3%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が2.2%ずつ上昇した。
非鉄や建材、鉄鋼の素材セクターもしっかり。江西銅業(358/HK)が2.6%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.4%高、中国建材(3323/HK)が4.2%高、北京金隅(BBMG:2009/HK)が3.7%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.9%高、鞍鋼(347/HK)が2.6%高と値を上げた。
家電セクターも物色される。創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が4.0%高、海信科龍電器(ハイセンス・ケロン・エレクトリカル:921/HK)が3.6%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が2.9%高、TCL電子HD(1070/HK)が2.8%高と買われた。テレビ生産大手の創維数碼などに関しては、政府関係部局が共同で「超高精細テレビ産業の発展に向けた行動計画(2019〜22年)」を発表したことが手がかり。4K、8Kテレビの開発を加速する方針が打ち出された。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.12%高の3027.58ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株、不動産株、インフラ関連株、消費関連株、自動車株、資源・素材株、医薬品株、運輸株なども値上がりしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中通商合意の期待感が先行する流れ。米紙は1日、「米中首脳は早ければ3月中旬にも会談する見通し」などと報道した。3日には、「米中両政府は、お互いが課している追加関税の引き下げを議論している」と伝えられている。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を5日に控え、中国の政策期待も強まった。ただ、引けにかけて上げ幅を縮小する。ハンセン指数は一時1.5%近く上昇し、2018年6月以来の高値水準を回復するなか、利食い売り圧力が意識された。
ハンセン指数の構成銘柄では、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が4.4%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)と国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)がそろって4.1%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.6%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.2%高と上げが目立った。
業種別では、金融が高い。上記した交通銀行のほか、中国信達資産管理(1359/HK)が3.4%、中国華融資産管理(2799/HK)が3.3%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)と招商銀行(3968/HK)がそろって2.3%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が2.2%ずつ上昇した。
非鉄や建材、鉄鋼の素材セクターもしっかり。江西銅業(358/HK)が2.6%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.4%高、中国建材(3323/HK)が4.2%高、北京金隅(BBMG:2009/HK)が3.7%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.9%高、鞍鋼(347/HK)が2.6%高と値を上げた。
家電セクターも物色される。創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が4.0%高、海信科龍電器(ハイセンス・ケロン・エレクトリカル:921/HK)が3.6%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が2.9%高、TCL電子HD(1070/HK)が2.8%高と買われた。テレビ生産大手の創維数碼などに関しては、政府関係部局が共同で「超高精細テレビ産業の発展に向けた行動計画(2019〜22年)」を発表したことが手がかり。4K、8Kテレビの開発を加速する方針が打ち出された。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.12%高の3027.58ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引。ハイテク株、不動産株、インフラ関連株、消費関連株、自動車株、資源・素材株、医薬品株、運輸株なども値上がりしている。
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