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2019/04/01 16:31

中国大引:上海総合2.6%高と大幅続伸、中国PMI上振れで買い安心感 無料記事

 週明け1日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比79.60ポイント(2.58%)高の3170.36ポイントと大幅に続伸した。昨年5月以来の高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、83.40ポイント(2.58%)高の3320.60ポイントで取引を終えた。
 中国景気の先行きを楽観した買いが続く。3月31日に公表された3月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)は、予想(49.6)を大きく上回る50.5で着地した。景況判断の境目となる50を4カ月ぶりに回復している。これより先、李克強首相は28日、「今年に入り中国経済は安定的に推移し、3月は電力消費が2ケタ増となるなど改善が顕著だ」と「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」で演説した。米中通商協議の進展もプラス。米中両政府は28日、北京で閣僚級の通商協議を再開した(29日までの2日間)。中国国営メディアの新華社は29日、「両国は合意に関する文書について協議し、新たな進展がみられた」と報道している。4月3日にはワシントンに場所を移し、協議を継続する予定だ。
 業種別では、ハイテクが高い。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)や半導体回路(IC)設計の上海書爾半導体(603501/SH)、ソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)大手の聞泰科技(WINGTECH:600745/SH)などが値幅制限いっぱいまで上昇した。金融株は全面高。素材株、消費関連株、不動産株、インフラ関連株、運輸株なども上げが目立っている。
 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が7.04ポイント(2.29%)高の313.82ポイント、深センB株指数が21.35ポイント(2.06%)高の1057.22ポイントで終了した。



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