/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2019/04/30 16:23

中国大引:上海総合0.5%高で4日ぶり反発、消費セクターに買い 無料記事

 30日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.84ポイント(0.52%)高の3078.34ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、16.59ポイント(0.52%)高の3224.02ポイントで取引を終えている。
 中国の政策期待が強まる流れ。朝方公表された4月の中国製造業PMIが下振れるなか、当局は追加の景気刺激策を打ち出すとの思惑が広がった。これ以前に発表された1〜3月の経済指標が総じて市場予想を上回る内容だったことから、市場関係者の間では預金準備率引き下げ「打ち止め」観測が流れるなど、(政府は)景気対策を緩めるとの見方も浮上していた。もっとも、上値は限定的。本土市場はメーデーに伴いあす5月1日から3日まで休場となるため、買いを手控える動きも散見された。
 業種別では、消費関連の上げが目立つ。業界大手の青島ビール(600600/SH)が8.3%高、小売の豫園商城(600655/SH)が3.3%高、白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が3.1%高で引けた。青島ビールに関しては、1〜3月期決算の2割増益が材料視されている。このほか、自動車株、不動産株、資源・素材株、運輸株、銀行株、医薬品株、インフラ関連株なども買われた。
 外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が1.67ポイント(0.54%)高の311.75ポイント、深センB株指数が8.08ポイント(0.81%)高の1010.50ポイントで終了した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース