2019/05/02 13:22
香港前場:ハンセン0.6%高で反発、蒙牛乳業3.5%上昇
休場明け2日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比188.02ポイント(0.63%)高の29887.13ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が1.16ポイント(0.01%)高の11543.41ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は386億1200万香港ドルとなっている(4月30日前場は384億2600万香港ドル)。
米中通商協議の進展がプラス。米メディアは1日、関係者の話として「中国製品に対する追加関税の一部撤回で合意に近づいている」と報じている。米中両政府は1日、北京で2日間の日程で開いた閣僚級の通商会議を終えた。来週8日には、ワシントンに場所を移し協議を続ける。ただ、上値は限定的。本土市場がメーデー連休となるなか、中国発の材料に乏しく、様子見ムードも漂っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.5%高、生命保険業務アジア大手のAIAグループ(1299/HK)が3.3%高、香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)と小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)がそろって2.8%高と上げが目立った。領展房地産投資信託基金は上場来高値を更新している。
業種別では、食品飲料や酒造など消費関連が高い。上記した中国蒙牛乳業のほか、中国雨潤食品集団(1068/HK)が7.5%、青島ビール(168/HK)が5.8%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.8%、統一企業中国HD(220/HK)が1.8%ずつ上昇した。
中国の金融セクターもしっかり。華泰証券(6886/HK)が2.2%高、中信証券(6030/HK)が1.7%高、海通証券(6837/HK)が1.4%高、招商銀行(3968/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって1.3%高で引けた。
半面、自動車セクターは安い。長城汽車(2333/HK)が3.5%、広州汽車集団(2238/HK)が4.2%、北京汽車(1958/HK)と東風汽車集団(489/HK)がそろって3.6%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.4%、吉利汽車HD(175/HK)が1.9%ずつ値を下げた。モルガン・スタンレーは最新リポートで「中国の自動車販売は予想を下回って推移している」と指摘。同セクターの投資判断を下方修正した。
一方、本土マーケットは労働節(メーデー)により1〜3日まで休場。週明け6日に取引を再開する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中通商協議の進展がプラス。米メディアは1日、関係者の話として「中国製品に対する追加関税の一部撤回で合意に近づいている」と報じている。米中両政府は1日、北京で2日間の日程で開いた閣僚級の通商会議を終えた。来週8日には、ワシントンに場所を移し協議を続ける。ただ、上値は限定的。本土市場がメーデー連休となるなか、中国発の材料に乏しく、様子見ムードも漂っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.5%高、生命保険業務アジア大手のAIAグループ(1299/HK)が3.3%高、香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)と小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)がそろって2.8%高と上げが目立った。領展房地産投資信託基金は上場来高値を更新している。
業種別では、食品飲料や酒造など消費関連が高い。上記した中国蒙牛乳業のほか、中国雨潤食品集団(1068/HK)が7.5%、青島ビール(168/HK)が5.8%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.8%、統一企業中国HD(220/HK)が1.8%ずつ上昇した。
中国の金融セクターもしっかり。華泰証券(6886/HK)が2.2%高、中信証券(6030/HK)が1.7%高、海通証券(6837/HK)が1.4%高、招商銀行(3968/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって1.3%高で引けた。
半面、自動車セクターは安い。長城汽車(2333/HK)が3.5%、広州汽車集団(2238/HK)が4.2%、北京汽車(1958/HK)と東風汽車集団(489/HK)がそろって3.6%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.4%、吉利汽車HD(175/HK)が1.9%ずつ値を下げた。モルガン・スタンレーは最新リポートで「中国の自動車販売は予想を下回って推移している」と指摘。同セクターの投資判断を下方修正した。
一方、本土マーケットは労働節(メーデー)により1〜3日まで休場。週明け6日に取引を再開する。
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