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2021/04/30 13:32

香港前場:ハンセン1.5%安で3日ぶり反落、上海総合は0.5%下落 無料記事

 30日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比447.00ポイント(1.53%)安の28856.26ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が179.54ポイント(1.62%)安の10870.34ポイントと4日ぶりにそれぞれ反落した。半日の売買代金は615億100万香港ドルと低水準が続いている(29日前場は682億2100万香港ドル)。
 中国指標の下振れが逆風。朝方公表された4月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は51.1にとどまり、市場予想(51.8)以上に3月実績(51.9)から低下した。また、中国本土でメーデーの大型連休(5月1〜5日)がスタートすることも買い手控え要因として意識されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)と最大手行の中国工商銀行(1398/HK)がそろって3.1%安、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)と生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)がそろって3.0%安と下げが目立った。美団に関しては、金融当局の監督管理強化が懸念されている。中国人民銀行(中央銀行)など複数の金融機関は29日、美団や百度集団(バイドゥ:9888/HK)、京東集団(JDドットコム:9618/HK)、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)などフィンテック事業を傘下に持つ企業13社を呼び出し、金融リスクを抑えるため金融当局の監督を、全面的に受け入れるよう指導した。
 美団のほか、百度集団株と京東集団株がそろって2.4%安、テンセント株が1.2%安と下げ、ハンセン科技指数は1.9%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
 中国銀行セクターも安い。上記した中国工商銀行(1398/HK)のほか、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.8%、中国建設銀行(939/HK)が2.4%、交通銀行(3328/HK)が1.8%ずつ下落した。各行が公表した1〜3月期決算は、それぞれ小幅ながらも増益を確保しているが、好感する買いは限定されている。
 空運関連セクターもさえない。エアラインの中国国際航空(753/HK)が3.0%安、中国東方航空(670/HK)が2.3%安、旅行予約サイト運営の同程芸龍HD(トンチェン・イーロン・ホールディングス:780/HK)が3.2%安、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。国際航空と東方航空が報告した1〜3月期決算は、前年同期に続き赤字を強いられている。
 半面、好決算銘柄の一角はしっかり。黒字転換した石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が4.4%高、利益が260倍超に膨らんだ中堅鉄鋼メーカーの重慶鋼鉄(1053/HK)が2.0%高、利益が倍増した建機大手の中聯重科(1157/HK)が1.7%高で引けた。
 一方、本土マーケットは4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3457.09ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、素材株、空運株、防衛関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。自動車株、半導体株も買われた。



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