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2020/11/09 13:31

香港前場:ハンセン1.6%高で3日続伸、上海総合は1.9%上昇 無料記事

 週明け9日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比416.81ポイント(1.62%)高の26129.78ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が177.41ポイント(1.69%)高の10675.21ポイントと6日続伸した(ハンセン指数は7月9日以来、3カ月ぶりに心理的節目の26000を回復)。半日の売買代金は957億4600万香港ドルとなっている(6日前場は953億5500万香港ドル)。
 米中関係の改善が期待される流れ。3日開票された米大統領選を巡っては、野党・民主党のバイデン前副大統領が7日に勝利宣言した。バイデン氏の政策スタンスにより、ハイテク企業締め付けや米中通商対立が緩和されるとみられている。人民元高もプラス。中国人民銀行(中央銀行)は9日、人民元レートの対米ドル基準値を約2年4カ月ぶりの元高水準に設定した。上海外国為替市場では、先週後半から元高の動きが加速している。
 なお、先週末7日に公表された10月の貿易統計では、輸出が市場予想を上振れる一方、輸入が下振るなどまちまちの内容だった。(亜州リサーチ編集部)
 ハイテクやITの「ニューエコノミー」関連が相場を主導する。ハンセン科技指数は4.5%高と急反発し、先週5日に付けた史上最高値を更新した。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.6%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.9%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.2%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.6%高で取引を終えている(テンセントと美団は最高値を更新)。美団に関しては、今週13日のハンセン指数構成銘柄定期見直しで、新規採用が有力視されていることも材料視された。
 ハンセン指数の構成銘柄では、上記したアリババなどのほか、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が12.1%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が6.2%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が6.0%高と値上がり率上位に並んだ。
 半導体や通信設備・工事の銘柄群も急伸。上海復旦微電子集団(1385/HK)が8.9%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が6.9%、華虹半導体(1347/HK)が6.1%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.1%、中興通訊(ZTE:763/HK)が8.8%、京信通信系統HD(2342/HK)が4.1%、中国鉄塔(チャイナ・タワー:788/HK)が3.0%ずつ上昇した。米政権はこれまでに、SMICなど複数の中国ハイテク企業を制裁対象に指定している。
 港湾・海運、空運など運輸関連もしっかり。中遠海運港口(1199/HK)が7.0%高、招商局港口HD(144/HK)が5.6%高、中遠海運HD(1919/HK)が7.2%高、太平洋航運集団(2343/HK)が6.6%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.9%高、中国国際航空(753/HK)が5.2%高、中国南方航空(1055/HK)が4.5%高、中国東方航空(670/HK)が3.7%高、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が2.7%高で引けた。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.90%高の3375.05ポイントで前場の取引を終えた。ITハイテク株が高い。金融株、素材株、運輸株、インフラ関連株、医薬品株、消費関連株、不動産株なども買われた。


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