2021/03/02 13:29
香港前場:ハンセン0.7%安で反落、上海総合は1.0%下落
2日前場の香港マーケットは値下がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比193.94ポイント(0.66%)安の29258.63ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が11.27ポイント(0.10%)安の11442.41ポイントとそろって反落した。半日の売買代金は1410億4600万香港ドルとなっている(1日の前場は1201億8600万香港ドル)。
原油や非鉄の市況安が逆風。昨夜のWTI原油先物は1.4%安と続落し、2日の時間外取引では節目の60米ドルを割り込んで推移している。また、この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅やアルミなど主要産品が急落。関連銘柄に売りが広がり、全体相場の重しとなった。昨夜の米株高や中国の政策期待などを支えに指数は小高くスタートしたものの、前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
時価総額上位の石油株が下げを主導。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.8%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が4.0%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.2%安で引けた。
非鉄(レアアース)セクターも総じて安い。金川集団国際資源(2362/HK)が9.5%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.8%、江西銅業(358/HK)が5.4%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.4%、五鉱資源(1208/HK)が3.0%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が2.9%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が1.7%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連もさえない。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.3%安、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.2%安、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が1.9%安、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.6%安と値を下げた。
他の個別株動向では、家電量販チェーン中国大手の国美零售HD(ゴメ・リテール・ホールディング:493/HK)が13.4%安。第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。割当価格は15%のディスカウント水準に設定されている。
半面、ITやハイテクなど「ニューエコノミー」関連はしっかり。ハンセン科技指数は1.4%高と続伸した。科技指数の組み入れウエート上位では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.1%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.5%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.1%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.8%高と値を上げている。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.99%安の3516.29ポイントで取引を終了した。資源・素材株が下落を主導する。消費関連株、医薬品株、海運株、インフラ関連株、金融株、不動産株なども売られた。半面、公益株は高い。半導体株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
原油や非鉄の市況安が逆風。昨夜のWTI原油先物は1.4%安と続落し、2日の時間外取引では節目の60米ドルを割り込んで推移している。また、この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅やアルミなど主要産品が急落。関連銘柄に売りが広がり、全体相場の重しとなった。昨夜の米株高や中国の政策期待などを支えに指数は小高くスタートしたものの、前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
時価総額上位の石油株が下げを主導。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.8%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が4.0%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.2%安で引けた。
非鉄(レアアース)セクターも総じて安い。金川集団国際資源(2362/HK)が9.5%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.8%、江西銅業(358/HK)が5.4%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.4%、五鉱資源(1208/HK)が3.0%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が2.9%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が1.7%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連もさえない。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が3.3%安、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.2%安、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が1.9%安、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.6%安と値を下げた。
他の個別株動向では、家電量販チェーン中国大手の国美零售HD(ゴメ・リテール・ホールディング:493/HK)が13.4%安。第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。割当価格は15%のディスカウント水準に設定されている。
半面、ITやハイテクなど「ニューエコノミー」関連はしっかり。ハンセン科技指数は1.4%高と続伸した。科技指数の組み入れウエート上位では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.1%高、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.5%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.1%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.8%高と値を上げている。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.99%安の3516.29ポイントで取引を終了した。資源・素材株が下落を主導する。消費関連株、医薬品株、海運株、インフラ関連株、金融株、不動産株なども売られた。半面、公益株は高い。半導体株も買われた。
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