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2020/01/02 14:39

香港前場:ハンセン1.0%高で反発、上海総合は1.2%上昇 無料記事

 年明け初商い2日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比292.54ポイント(1.04%)高の28482.29ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が133.37ポイント(1.19%)高の11301.43ポイントとそろって反発した。売買代金は488億9200万香港ドルとなっている(半日立会の12月31日は484億3400万香港ドル)。
 中国の金融緩和がプラス。中国人民銀行(中央銀行)は1日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した。米中通商摩擦の緩和期待も強まる。トランプ米大統領は12月31日、中国との通商協議を巡る第1段階の通商合意に関し、「1月15日に署名式を開く」と自身のツイッターに投稿。また、北京を後日訪問し、第2段階の通商協議を始めることも明らかにしている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が4.9%高、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が3.4%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.3%高と上げが目立った。
 業種別では、中国の不動産が高い。上記した碧桂園のほか、広州富力地産(2777/HK)が5.4%、保利置業集団(119/HK)が4.6%、万科企業(2202/HK)と融創中国HD(1918/HK)がそろって3.8%、華潤置地(1109/HK)が2.8%ずつ上昇した。
 中国金融セクターもしっかり。新華人寿保険(1336/HK)が5.1%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.4%高、中国太平保険HD(966/HK)が3.2%高、招商銀行(3968/HK)が2.4%高、中信証券(6030/HK)が2.3%高と値を上げた。
 スマートフォンやインターネット関連の銘柄も物色される。上述した舜宇光学科技のほか、スマホ部品メーカーの丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が3.6%高、中国スマホ大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.6%高、オンラインゲームのIGG(799/HK)が3.8%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.0%高、電子書籍ストア運営の閲文集団(チャイナ・リテラチュア:772/HK)が1.9%高で引けた。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.21%高の3087.16ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場を主導する。ハイテク株、自動車株、消費関連株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、資源・素材株、発電株なども買われた。


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