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2021/01/11 17:31

香港大引:ハンセン0.1%高で続伸、コロナ感染拡大で空運株は急落 無料記事

 週明け11日の香港マーケットは値上がり。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比30.00ポイント(0.11%)高の27908.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も103.96ポイント(0.95%)高の11059.51ポイントとそろって続伸した。ハンセン指数は約11カ月ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は2541億4700万香港ドルと高水準が続いた(8日は2702億9200万香港ドル)。
 米株高が追い風。先週末の米株市場では、追加経済対策の期待感で主要株価指数が連日で史上最高値を更新した。中国指標が上振れる中、国内経済の持ち直しも意識されている。朝方公表された昨年12月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)が横ばい予想に反してプラス成長を回復。生産者物価指数(PPI)はマイナス0.4%だったが、下落率は市場予想(マイナス0.7%)と前月実績(マイナス1.5%)より小幅だった。中国経済の持ち直しが意識されている。
 ただ、上値は限定的。米中対立や新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感が重しだ。欧米や日本などに続き、封じ込めに成功したとされていた中国でも再び感染者数が増加傾向をたどっている。国家衛生健康委員会の最新発表(11日付)によると、10日に新たに確認された感染者は103人。新規感染者が100人を超えるのは、昨年7月末以来、約5カ月ぶりとなる。首都・北京市に隣接する河北省では、省都の石家荘市政府が8日、大規模なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表した。指数は中盤から上げ幅を削っている(ハンセン指数は一時マイナス)。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が5.8%高、同じく通信キャリアの中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が5.7%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が5.4%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.2%高と上げが目立った。
 セクター別では、本土系の不動産が高い。上記した中国海外発展のほか、万科企業(2202/HK)と中国金茂HD(817/HK)がそろって5.4%、華潤置地(1109/HK)が4.2%、融創中国HD(1918/HK)が3.8%ずつ上昇した。
 本土系の銀行セクターもしっかり。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が6.3%高、招商銀行(3968/HK)が5.3%高、交通銀行(3328/HK)が2.9%高、中国建設銀行(939/HK)が2.2%高、中国農業銀行(1288/HK)が1.7%高と値を上げた。
 半面、空運関連は安い。中国3大エアラインの中国東方航空(670/HK)が4.8%、中国南方航空(1055/HK)が4.3%、中国国際航空(753/HK)が2.8%、香港フラッグキャリアの国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.9%、空港運営・管理の海南美蘭国際空港(357/HK)が4.2%、同じく空港運営の北京首都国際機場(北京首都空港:694/HK)が1.8%、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が10.3%ずつ下落した。そのほか、マカオのカジノ関連も軒並み下げている。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.08%安の3531.50ポイントで取引を終了した。空運株が安い。保険株、食品飲料株、証券株、不動産株、エネルギー株、公益株、素材株インフラ関連株なども売られた。半面、自動車株は高い。銀行株、ハイテク株や医薬品株の一角も買われた。


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