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2020/01/02 16:26

中国大引:上海総合1.2%高で3日続伸、金融セクター相場けん引 無料記事

 年明け初商い2日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比35.07ポイント(1.15%)高の3085.20ポイントと3日続伸した。約8カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、36.71ポイント(1.15%)高の3232.69ポイントで取引を終えた。
 中国の金融緩和を好感。中国人民銀行(中央銀行)は1日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した。景気下支えの効果が期待されている。また、米中通商協議の進展も材料視された。トランプ米大統領は12月31日、中国との通商協議を巡る第1段階の通商合意に関し、「1月15日に署名式を開く」と自身のツイッターに投稿。また、北京を後日訪問し、第2段階の通商協議を始めることも明らかにしている。
 金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が3.5%高、中国太平洋保険(601601/SH)が2.8%高、中国銀河証券(601881/SH)が7.4%高で引けた。ハイテク株も高い。フラッシュメモリ製造の北京兆易創新科技(603986/SH)が7.2%上昇した。自動車株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、資源・素材株、発電株なども買われている。
 半面、食品飲料株の一角はさえない。白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.5%下落した。同社が2日公表した2019年12月通期の業績では、売上高が15%増と自社目標を達成したものの、純利益は市場予想に届いていない。
 一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が4.30ポイント(1.68%)高の261.12ポイント、深センB株指数が12.22ポイント(1.27%)高の973.84ポイントで終了した。



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