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2021/04/01 13:39

香港前場:ハンセン1.1%高で反発、上海総合は0.3%上昇 無料記事

 1日前場の香港マーケットは、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比321.50ポイント(1.13%)高の28699.85ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が150.55ポイント(1.37%)高の11122.59ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は894億5800万香港ドルとなっている(3月31日前場は866億7600万香港ドル)。
 米ハイテク株高が支え。昨夜の米株市場では、出遅れが意識された高PERのグロース(成長)株に見直し買いが入り、ナスダック指数が1.5%高と3日ぶりに急反発した。香港でもその流れを継ぎ、「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は3.5%高と他の指数をアウトパフォームした。なお、取引時間中に公表された民間集計の財新中国製造業PMI(3月)は下振れたものの、嫌気する売りは限定されている。前日公表された中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は、予想を大きく上回った。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が6.4%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.6%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.8%高、豚肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.6%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)が3.4%高と上げが目立った。
 セクター別では、自動車が高い。長城汽車(2333/HK)が8.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が7.3%、吉利汽車HD(175/HK)が3.1%、広州汽車集団(2238/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 海運・港湾セクターもしっかり。東方海外(316/HK)が9.6%高、中遠海運HD(1919/HK)が5.8%高、太平洋航運集団(2343/HK)が2.4%高、中遠海運港口(1199/HK)が9.4%高、招商局港口HD(144/HK)が1.5%高で引けた。
 業績動向を手がかりにした個別株の動きでは、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.7%と急反発した。同社の通期利益は3倍に拡大し、市場予想を上回っている。そのほか、純利益倍増のトラックメーカー、中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が1.7%高。赤字幅が縮小した太陽光発電用シリコンインゴット生産の陽光能源HD(757/HK)が4.1%高と値を上げた。
 半面、業績不振が目立った銘柄群の一角はさえない。減益決算を明らかにした北京市政府系コングロマリットの北京HD(北京エンタープライゼズ:392/HK)が5.5%安、不動産デベロッパー大手の中国恒大集団(3333/HK)が4.2%安、ホテル大手チェーンの上海錦江資本(旧社名・上海錦江国際酒店:2006/HK)が1.3%安と値を下げた。そのほか、風力発電用ギアで中国最大手の中国高速伝動設備集団(658/HK)が7.9%安。同社の決算は増益だったが、期末配当を見送ったことが失望を呼んだ。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.25%高の3450.36ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。医薬品株、消費関連株、海運株なども買われた。半面、石炭・石油株は安い。銀行株、公益株、不動産株の一角も売られた。


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