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2021/06/15 13:43

香港前場:ハンセン0.8%安で反落、上海総合は0.9%下落 無料記事

 休場明け15日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比219.38ポイント(0.76%)安の28622.75ポイントと反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が93.72ポイント(0.87%)安の10657.23ポイントと3日ぶりに反落した。半日の売買代金は857億6200万香港ドルとなっている(11日前場は682億7700万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。対外関係の悪化懸念がくすぶっている。ウイグルの人権侵害問題や台湾海峡の安定などを盛り込んだ先進7カ国首脳会議(G7サミット)の共同宣言を受け、中国政府は「内政干渉」としてG7を批判した。指標発表も気がかり。中国国内ではあす16日、5月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表される。そのほか、米国では15〜16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する運びだ。金利政策動向が注目されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が4.9%安、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が4.1%安、中国政府系インベストメント会社の中国中信(CITICリミテッド:267/HK)とバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)がそろって2.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の金融が安い。中国農業銀行(1288/HK)が1.8%、招商銀行(3968/HK)が1.7%、中国平安保険(2318/HK)が1.6%、新華人寿保険(1336/HK)が1.3%、広発証券(1776/HK)が2.7%、海通証券(6837/HK)が2.1%ずつ下落した。
 非鉄・鉄鋼セクターも急落。新疆新キン鉱業(3833/HK)が8.6%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)と江西銅業(358/HK)がそろって4.4%安、鞍鋼(347/HK)が4.7%安、中国東方集団HD(581/HK)が3.5%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.3%安で引けた。
 中国不動産セクターもさえない。万科企業(2202/HK)が2.2%安、碧桂園HD(2007/HK)と中国海外発展(688/HK)がそろって1.9%安、融創中国HD(1918/HK)が1.7%安と値を下げた。
 他の個別株動向では、都市ガス供給の中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が前場途中に売買を一時停止(停止前は14.5%安)。同時点で売買停止の理由は明らかにされていない。香港経済日報などによると、湖北省十堰市で13日に発生したガス爆発事故に関し、同社が85%出資するガス供給会社が関連しているもよう。15日午前時点の報道で、25人が死亡、138人が重軽傷を負ったと伝わっている。
 そのほか、原子力発電で中国最大手の中国広核電力(CGNパワー:1816/HK)が1.7%安。米メディアは14日、CGNが運営する広東省の台山原発で放射性物質が漏出し、周辺地域の放射線濃度が高まっていると報じている。CGNはその報道を否定し、台山原発の正常運転を強調した。
 半面、太陽光や風力などエコ発電関連の一角は物色される。信義能源HD(シンイー・エナジー・ホールディングス:3868/HK)が2.7%高、新特能源(シンター・エナジー:1799/HK)が2.5%高、北京能源国際HD(ベイジン・エナジー・インターナショナル・ホールディング:686/HK)が1.8%高、信義儲電(シンイー・エレクトリック・ストレージ・ホールディングス:8328/HK)が1.0%高、龍源電力集団(916/HK)が2.4%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が1.7%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.90%安の3557.33ポイントで前場取引を終了した。金融株が下げを主導する。素材株、不動産株、医薬品株、運輸株、公益株、インフラ関連株なども売られた。半面、半導体株は高い。自動車株、酒造株、防衛関連株も買われた。


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