雲南省の高級人民法院はこのほど、人を海外賭博に誘いこみ、そのうち6人を殺害していた反社会的組織のメンバーに死刑などの判決を下した。無理やり賭博銭を貸し付け、その後暴行を加えて回収するのがグループの手口だった。中国新聞網が22日付けで伝えた。
「賭博の資金を融資します。カジノの現場までの交通費はこちらで負担します」という甘い勧誘でSNSなどを通じて集客。グループは集めた客を雲南省のミャンマー国境付近まで送り、違法に国境を越させ、カジノに誘っていた。
　客は自分が大損するまでゲームを続けさせられ、その金が払えなくなる時点でグループのメンバーから暴力を受けることになる。「返せなかったら友人か知人に電話して払ってもらえ」メンバーは当初の予定通り、こうした脅し文句で金を集めていた。
　今回の裁判で判決が出されたのは2つのグループ。うち31人のグループの主犯格の男2人に死刑。もうひとつのグループ（15人）の主犯格の男2人に執行猶予付きの死刑が下された。両グループによってこれまで6人が死亡、2人が重症を負った。
　


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