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2021/06/29 13:32

香港前場:ハンセン0.8%安で続落、上海総合は1.0%下落 無料記事

 29日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比225.28ポイント(0.77%)安の29043.02ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が109.38ポイント(1.01%)安の10754.19ポイントとそろって続落した。売買代金は764億4500万香港ドルとなっている(短縮取引の28日は1015億9700万香港ドル)。
 経済回復の鈍化が不安視される流れ。一部の国では感染力の強い新型コロナウイルス変異種が流行し、再び行動規制を強化している。中国指標の発表も気がかり。あす30日に、今年6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が発表される。最新のコンセンサス予想では、5月実績からやや低下する見込みだ。今月報告された月次経済指標が総じて弱い内容だっただけに、足もとの経済動向を見極めたいとするスタンスが広がっている。
 原油や非鉄の市況安も逆風。昨夜のWTI原油先物は、需要減の警戒感で1.5%安と反落した。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)でも、主要な非鉄の先物価格が安く推移している。昨夜の米ハイテク株高や、中国の金融緩和に対する期待感で指数は小じっかりでスタートしたものの、程なくマイナスに転じ、前引けにかけ下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 景気動向に敏感な資源・素材セクターが下げを主導。中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.6%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.9%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.0%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.4%安、江西銅業(358/HK)が2.9%安、、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.9%安、華潤水泥HD(1313/HK)が2.0%安、中国建材(3323/HK)が1.7%安で引けた。
 海運・港湾セクターも安い。中遠海運HD(1919/HK)が4.5%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.7%、太平洋航運集団(2343/HK)が2.2%、中遠海運港口(1199/HK)が5.0%、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が3.0%、天津港発展HD(3382/HK)が1.6%ずつ下落した。
 半面、太陽光発電の関連銘柄は高い。中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が8.5%、陽光能源HD(757/HK)が7.5%、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が4.8%、新特能源(シンター・エナジー:1799/HK)が3.7%、福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が2.7%、信義能源HD(シンイー・エナジー・ホールディングス:3868/HK)と北京能源国際HD(686/HK)がそろって1.8%ずつ上昇した。当局の太陽光発電振興策に対する期待が大きい。国家能源局総合司は今月20日、「県・市・区建物屋上分散型太陽電源開発の試行案に関する通知」を公布し、公共施設などを中心に、屋上太陽光エネルギーの利用を加速する方針を打ち出した。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.95%安の3572.27ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。資源・素材株、公益株、金融株、インフラ関連株、海運株、半導体株なども下げが目立った。




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