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2021/09/14 13:36

香港前場:ハンセン0.05%安で続落、上海総合は0.05%上昇 無料記事

14日前場の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比12.94ポイント(0.05%)安の25800.87ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が30.39ポイント(0.33%)安の9208.60ポイントと小幅ながらそろって続落した。半日の売買代金は683億6360万香港ドルとなっている(13日の前場は807億9020万香港ドル)。
 中国産業締め付けの警戒感が依然としてくすぶる流れ。現地メディアが報じたところによれば、上海や広州など大都市で住宅ローンの審査や金利が一段と厳格化されている。プラットフォーム企業に対する監督強化の動きは峠を迎えた――との見方が一部で流れているものの、他業界への広がりが懸念される状況だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策に対する期待感が相場を下支えしている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.8%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が2.0%安、資産総額で中国商業銀行6位の招商銀行(3968/HK)が1.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、中国恒大集団(3333/HK)が9.8%、広州富力地産(2777/HK)が3.9%、合景泰富地産HD(1813/HK)が3.6%、万科企業(2202/HK)が3.5%、融創中国HD(1918/HK)が3.4%ずつ下落した。財務不安を抱える中国恒大集団に関しては、業績悪化の警戒感が高まっている。同社は14日、今年9月の住宅成約額が引き続き大幅に減少するとの見通しを示した。それに先立つ13日、広東省仏山市南海区の住宅当局は、中国恒大集団が開発した複数の住宅物件について、担保登記手続きを一時停止したと発表。このことにより、住宅購入者はローンを組めなくなる。
 鉄鋼や非鉄の素材セクターもさえない。鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が7.1%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が5.6%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.4%安、中国東方集団HD(581/HK)が3.4%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.5%安、江西銅業(358/HK)が3.0%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.6%安と値を下げている。商品相場の高騰を受けて、同セクターの株価は足もとで急伸していた。高値警戒感も意識されている。
 半面、医薬品セクターはしっかり。中国神威薬業集団(2877/HK)が3.8%高、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が3.0%高、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が2.8%高、上海復星医薬集団(2196/HK)が2.1%高で前場取引を終えた。
 ネット株の一角も物色される。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は0.04%高と小反発。関連する構成銘柄では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が1.9%高、網易(ネットイース:9999/HK)が1.3%高、京東集団(JDドットコム:9618/HK)が1.2%高、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が1.0%高と上昇した。
 一方、本土マーケットは小幅ながら4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.05%高の3717.26ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が高い。素材株、医薬品株、食品飲料株なども買われた。半面、金融株は安い。公益株、エネルギー株、不動産株、運輸株も売られた。


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