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2020/01/03 16:24

中国大引:上海総合0.05%安で4日ぶり反落、貴州マオタイ4.6%下落 無料記事

 3日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.41ポイント(0.05%)安の3083.79ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、1.50ポイント(0.05%)安の3231.19ポイントで取引を終えている。
 原油高のマイナス面が意識される展開。中東地域の地政学リスクが浮上するなか、原油相場の先高観が強まり、経済活動の足かせになると危惧された。米国防総省は2日、トランプ大統領の指示を受けた空爆で、イラン精鋭部隊の司令官を殺害したと発表。米国とイランの対立が激化すると警戒された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の金融緩和や米中通商協議の進展を引き続き手がかりに、指数はプラス圏で推移する場面もあった。
 業種別では、食品・飲料の下げが目立つ。白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.6%安と続落した。2019年12月通期業績で、純利益が市場予想を下回ったことを引き続き売り材料視している。医薬品株も安い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.0%下落した。不動産株、ハイテク株、運輸株、証券株なども売られている。
 半面、エネルギー株は高い。中国石油天然気(601857/SH)が1.4%上昇した。産金株や非鉄株、公益株、航空・防衛関連株、銀行・保険株の一角は買われている。
 一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.64ポイント(0.24%)高の261.76ポイント、深センB株指数が1.85ポイント(0.19%)安の971.98ポイントで終了した。


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