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2021/07/16 13:41

香港前場:ハンセン0.5%高で続伸、上海総合0.02%下落 無料記事

16日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比124.73ポイント(0.45%)高の28121.00ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が19.79ポイント(0.19%)高の10194.06ポイントとそろって続伸した。半日の売買代金は758億7050万香港ドルとなっている(15日の前場は842億3420万香港ドル)。 
 中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが支え。人民銀は15日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げた(発表は9日)。市場では、景気腰折れを回避するため、もう一段の引き下げがあるとの見方も流れている。また、来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」について、引き下げの可能性が一部から指摘された。新規材料に乏しい中で売り先行したものの、下値は堅く、前引けにかけて指数はプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン中国大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が4.8%高、取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が3.9%高、充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が2.0%高と上げが目立った。小米に関しては、販売シェアの拡大も支援材料。市場調査会社のカナリスが15日発表した最新データによれば、世界のスマートフォン市場で、小米集団が米アップルを上回り、出荷数トップ2位に初めて浮上している。小米は「新10年創業計画」のメンバーなど計122人に1億1965万株の「株式報酬」を先ごろ発表したことでも話題となった。1人あたり、およそ2700万香港ドル(約3億8000万円)に上る。
 セクター別では、非鉄や鉄鋼が高い。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.1%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.3%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が4.0%、江西銅業(358/HK)が2.6%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.1%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が5.0%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.8%、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.9%、中国東方集団HD(581/HK)が2.5%ずつ上昇した。重慶鋼鉄については、6月中間期の利益が前年同期比で20倍を超えるとの見通しが引き続き材料視されている。
 他の個別株動向では、冶金系エンジニアリング大手の中国冶金科工(1618/HK)が3.6%高。同社は15日引け後、今年1〜6月の新規受注額が前年比32.2%増加したと報告した。ほか、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が1.9%高。同社の2022年度第1四半期(21年4〜6月)業績は、売上高が11四半期ぶりのプラス成長に転換した。
 半面、半導体セクターはさえない。上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が3.0%、華虹半導体(1347/HK)が1.6%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.1%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%安の3563.79ポイントで前場の取引を終了した。食品飲料株が安い。公益株、不動産株、医薬品株、銀行・保険株なども売られた。半面、素材株は高い。半導体株、自動車株、運輸株、エネルギー株、防衛関連株も買われた。


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