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2021/09/02 13:37

香港前場:ハンセン0.1%高で4日続伸、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 2日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比19.66ポイント(0.08%)高の26047.95ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が51.01ポイント(0.55%)高の9322.33ポイントと5日続伸した。半日の売買代金は1027億58800万香港ドルとなっている(1日の前場は1144億97300万香港ドル)。
 中国政府の経済対策に対する期待感が相場を支える流れ。官民が公表した8月の中国製造業PMIがそろって市場予想を大幅に下回る中、景気の落ち込みを回避するため、中国当局は財政・金融政策を強める――との思惑が広がった。市場関係者の間からは、「中国人民銀行は9月にも預金準備率の追加引き下げや利下げに踏み切る」との声も聞かれている。ただ、全体として上値は重い。指数は直近の上げが急ピッチだったこともあり、売り圧力も意識されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.9%高、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)とマカオ・カジノ金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)がそろって2.6%高と上げが目立った。このほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.7%高。中国政府がオンラインゲーム規制を強化する中、同社などは社会貢献をアピールしている。傘下の騰訊遊戯(テンセント・ゲームズ)と、公益団体の騰訊基金会は共同で、子供の健全な成育を支援する公益プロジェクト「智体双百」を始動させると発表した。当局の締め付け圧力が薄らぐと歓迎されている。テンセントのほかにも「ニューエコノミー」関連銘柄が買われ、ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は1.3%高と他の指数をアウトパフォームした。
 セクター別では、ゼネコンや素材などインフラ建設関連が高い。中国中鉄(390/HK)が6.9%、中国建築国際集団(3311/HK)が5.1%、中国交通建設(1800/HK)が3.8%、中国鉄建(1186/HK)が2.5%、中国東方集団HD(581/HK)が4.6%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.5%、中国建材(3323/HK)が2.5%、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が1.4%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.4%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.3%ずつ上昇した。財政部が1日公表したデータにより、8月の地方債発行が加速したことが判明している。インフラ投資が進むと期待された。
 太陽光や風力など再生可能エネルギー発電の関連銘柄群も物色される。新特能源(シンター・エナジー:1799/HK)が8.2%高、福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が5.8%高、中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が5.1%高、新疆金風科技(2208/HK)が15.2%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が9.1%高と値を上げた。発電設備の銘柄群も急伸。東方電気(1072/HK)が12.1%高、ハルビン電気(ハルビン・エレクトリック:1133/HK)が8.2%高、上海電気集団(2727/HK)が5.5%高で引けた。
 半面、海運・空運セクターはさえない。太平洋航運集団(2343/HK)が3.2%安、中遠海運HD(1919/HK)が1.1%安、中国東方航空(670/HK)が1.9%安、中国南方航空(1055/HK)が1.8%安と値を下げた。
 一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%高の3586.65ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材株が高い。インフラ関連株、公益株、自動車株、不動産株、金融株の一角なども買われた。半面、ハイテク株は安い。医薬品株、食品飲料株、海運株も売られた。


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