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2021/10/04 13:26

香港前場:ハンセン2.3%安で続落、中国恒大の取引一時停止で心理悪化 無料記事

 連休明け4日前場の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比553.00ポイント(2.25%)安の24022.64ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が212.17ポイント(2.43%)安の8514.21ポイントとそろって続落した。半日の売買代金は661億9540万香港ドルとなっている(9月30日の前場は551億3890万香港ドル)。
 前営業日の軟調地合いを継ぐ流れ。電力不足を背景に、中国経済の鈍化懸念が依然としてくすぶっている。中国不動産業を巡る不透明感も重し。デフォルト(債務不履行)リスクに直面する中国恒大集団(3333/HK)の取引は4日、傘下で不動産管理事業の恒大物業集団(6666/HK)と共に一時停止された。投資家のリスク回避スタンスが強まる中、ディフェンシブ銘柄も急落。指数は徐々に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が7.7%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が6.0%安、ガラス生産の信義玻璃HD(信義ガラス:868/HK)が5.4%安、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が5.2%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の発電が安い。華潤電力HD(836/HK)が7.4%、中国電力国際発展(2380/HK)が6.1%、華能国際電力(902/HK)が5.0%、華電国際電力(1071/HK)が4.6%ずつ下落した。国有資産監督管理委員会のカク鵬主任は1日、中央企業に対し、「電力供給に全力を尽くせ」と要求。外電が報じたところによれば、石炭不足の中、大手発電企業は低品質の燃料炭を緊急輸入し対応にあたっているという。
 天然ガス関連の銘柄も急落。新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が6.9%安、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が6.5%安、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が6.4%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が5.4%安で引けた。
 海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターもさえない。東方海外(316/HK)が7.8%安、中遠海運HD(1919/HK)が5.4%安、太平洋航運集団(2343/HK)が4.4%安、中遠海運発展(2866/HK)が3.2%安、勝獅貨櫃(シンガマス・コンテナ:716/HK)が2.2%安で前場取引を終えた。
 半面、エアラインや代理店など旅行関連は高い。中国国際航空(753/HK)と中国東方航空(670/HK)がそろって7.4%、中国南方航空(1055/HK)が5.2%、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が4.3%、携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)が3.7%、香港中旅国際投資(チャイナ・トラベル:308/HK)が1.7%、同程芸龍HD(トンチェン・イーロン・ホールディングス:780/HK)が1.2%ずつ上昇した。旅行需要の回復が期待される。国慶節連休中の中国本土では、初日の国内旅行者数が堅調だったと伝わった。また、製薬大手のメルクが1日、開発中のコロナ治療薬について、入院や重症化の危険性をほぼ半減できたと発表したこともポジティブ。同薬は「飲み薬」のため利用しやすく、コロナ対策が大幅に前進するとみられている。
 一方、本土マーケットは国慶節連休で休場となっている(7日まで休場。8日に取引再開)。




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