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2021/09/17 13:41

香港前場:ハンセン0.4%高で5日ぶり反発、上海総合は0.6%下落 無料記事

 17日前場の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比97.60ポイント(0.40%)高の24765.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が79.28ポイント(0.90%)高の8885.08ポイントとそろって5日ぶりに反発した。半日の売買代金は737億7370万香港ドルとなっている(16日の前場は819億1500万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が高まる流れ。中国の劉鶴・副首相は16日、広州市で開催されたフォーラムで「民営企業の健全な発展を促すため、支援を続けていく方針に変わりない」と改めて強調している。足もとの経済指標下振れを受け、市場では「当局は一段の景気テコ入れ策を打ち出す」との見方が根強い状況だ。産業引き締めの広がりや、不動産業界を巡る債務リスクが不安視され売り先行したものの、指数は中盤からプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が6.3%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が5.0%高、スポーツ用品中国大手の李寧(リーニン:2331/HK)が4.8%高と上げが目立った。
 ネット株も買われ、ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は2.9%高。関連する構成銘柄では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が4.8%高、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が4.1%高、京東集団(JDドットコム:9618/HK)が3.8%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.7%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.2%高と値を上げている。
 不動産管理サービスの銘柄群も高い。世茂服務HD(873/HK)が8.3%、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が3.5%、融創服務HD(1516/HK)が2.7%、碧桂園服務HD(6098/HK)が1.9%ずつ上昇した。大手デベロッパー、世茂集団HD(シーマオ・グループ・ホールディングス:813/HK)傘下の世茂服務は16日、自社株買い計画を発表。あわせて、親会社とは違う独自のサービスを展開し、安定的な経営を行う方針を示した。
 半導体セクターも物色される。晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が6.5%高、華虹半導体(1347/HK)が5.1%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.0%高で引けた。半導体の需要拡大が見込まれる中、業績期待も高まっている。昨夜の米市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が史上最高値を更新した。
 半面、非鉄や鉄鋼の素材セクターは安い。江西銅業(358/HK)が6.4%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.0%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.9%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.9%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.3%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.1%、中国東方集団HD(581/HK)が3.7%ずつ下落した。当局の商品相場介入を警戒。中国政府は先ごろ、商品の高騰を抑制するため、アルミや銅など非鉄金属の国家備蓄を放出した。足もとの市況高止まりを受け、追加放出の動きが警戒されている。
 一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.59%安の3585.71ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材株が安い。自動車株、ハイテク株、インフラ関連株、軍事関連株、保険株なども売られた。半面、発電株は高い。銀行・証券株、食品飲料株、運輸株も買われた。



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