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2021/09/03 13:35

香港前場:ハンセン0.5%安で5日ぶり反落、上海総合0.2%下落 無料記事

 3日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比142.15ポイント(0.54%)安の25948.28ポイントと5日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.77ポイント(0.46%)安の9298.53ポイントと6日ぶりにそれぞれ反落した。半日の売買代金は783億7000万香港ドルに縮小している(2日の前場は1027億58800万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は前日まで急ピッチに4日続伸し、累計では3%近く上昇していた。ネット企業締め付けの余波も警戒される。格差是正を目指す中国共産党のスローガン「共同富裕」の実現に向け、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)や騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が巨額資金を拠出すると明らかにした。この動きは、各社に広がると予想される。締め付け懸念の後退で長期的にはプラスとなるものの、目先では財務面のマイナスが指摘された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の経済対策に対する期待感が相場を下支えしている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.5%安、中国Eコマース最大手のアリババが3.4%安、豚肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が3.0%安、取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が2.4%安と下げが目立った。香港交易所については、習近平・国家主席が北京市に新たな証券取引所を開設する方針を表明したことも不安材料。既存市場のプレゼンス低下が懸念された。
 ネット株に売りが広がり、ハンセン科技指数は1.0%安と5日ぶりに反落。関連銘柄では、上記した美団やアリババ、テンセントのほか、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が2.7%安、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が1.5%安、テンセント株も1.3%安と値を下げている。
 家電や酒造など消費セクターの一角もさえない。海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)と海信家電集団(921/HK)がそろって2.5%、華潤ビールHD(291/HK)が4.0%、青島ビール(168/HK)が2.0%ずつ下落した。
 半面、中国証券セクターはしっかり。華泰証券(HTSC:6886/HK)が3.2%高、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が2.4%高、広発証券(1776/HK)が1.6%高で取引を終えた。このほか、投資銀行大手の中国国際金融(CICC:3908/HK)が4.2%高と急伸。上述した新取引所の創設で収益機会が増えると期待された。
 石油関連セクターも高い。大手3社の中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.9%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.2%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が2.4%ずつ上昇した。原油高が追い風。昨夜のWTI原油先物は2.0%高と続伸し、一時は約1カ月ぶりの高値を付けている。
 一方、本土マーケットは6日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%安の3591.53ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材株が安い。半導体株、自動車株、運輸株、軍事関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。金融株、医薬品株、公益株も買われた。



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