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2022/07/07 16:33

中国大引:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、自動車セクター急伸 無料記事

 7日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比9.05ポイント(0.27%)高の3364.40ポイント(上海A株指数は0.27%高の3526.20ポイント)と3日ぶりに反発した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。商務部など関係部門は7日、「自動車の流通を活性化し、自動車消費を拡大するための若干の措置に関する通知」を発表した。自動車消費を拡大することで、経済の安定化、民生の改善を促す考え。各種措置は6項目にわたり、うち新エネルギー自動車(NEV)などの購入支援策については、期限の延長を検討するとした。中国当局はこのところ、国内景気の腰折れを回避するため、消費刺激や産業支援などの政策を矢継ぎ早に打ち出している。国内で新型コロナウイルス感染が再び拡大していることなどを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
 自動車株が急伸。北汽福田汽車(600166/SH)がストップ高(10%高)、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が8.7%高、広州汽車集団(601238/SH)が8.4%高、長城汽車(601633/SH)が4.8%高で引けた。
 発電・電力設備株も高い。大唐国際発電(601991/SH)が4.1%、上海電力(600021/SH)が3.9%、華能国際電力(600011/SH)が2.7%、国電南瑞科技(600406/SH)が3.9%、東方電気(600875/SH)が3.8%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株、ハイテク株、運輸株、軍事関連株なども買われている。
 半面、医薬品株は安い。薬明康徳(603259/SH)が3.0%、人福医薬集団(600079/SH)が2.6%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.0%ずつ下落した。食品飲料株、金融株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.32ポイント(0.43%)高の306.91ポイント、深センB株指数が10.50ポイント(0.87%)高の1214.54ポイントで終了した。


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