2020/08/10 16:26
中国大引:上海総合0.8%高で反発、保険・証券株に買い
週明け10日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比25.22ポイント(0.75%)高の3379.25ポイントと反発した(上海A株指数は0.75%高の3542.07ポイント)。(亜州リサーチ編集部)
中国の政策期待が強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は9日、国営メディア新華社のインタビューで、金融政策をより柔軟化することを改めて強調した。デフレ懸念も後退。朝方公表された7月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が予想以上に前月から伸びた。物価上昇を背景に、消費活動の回復が進んでいると連想されている。また、生産者物価指数(PPI)はマイナスだったものの、下落幅は予想よりも縮小した。
業種別では、保険・証券が高い。中国人寿保険(601628/SH)が5.3%、中信建投証券(601066/SH)が8.4%ずつ上昇した。株高メリットが改めてクローズアップされる。「当局は株高容認に舵を切った」との見方が蒸し返された。このほか、消費関連株、不動産株、公益株、海運株、自動車株、ゼネコン株、ハイテク株の一角なども買われた。
半面、産金株は安い。紫金鉱業集団(601899/SH)が4.7%下落した。金相場安が嫌気されている。そのほか、非鉄株、医薬品株も売られた。
一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.04ポイント(0.02%)安の240.70ポイント、深センB株指数が1.72ポイント(0.18%)安の928.18ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策期待が強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は9日、国営メディア新華社のインタビューで、金融政策をより柔軟化することを改めて強調した。デフレ懸念も後退。朝方公表された7月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が予想以上に前月から伸びた。物価上昇を背景に、消費活動の回復が進んでいると連想されている。また、生産者物価指数(PPI)はマイナスだったものの、下落幅は予想よりも縮小した。
業種別では、保険・証券が高い。中国人寿保険(601628/SH)が5.3%、中信建投証券(601066/SH)が8.4%ずつ上昇した。株高メリットが改めてクローズアップされる。「当局は株高容認に舵を切った」との見方が蒸し返された。このほか、消費関連株、不動産株、公益株、海運株、自動車株、ゼネコン株、ハイテク株の一角なども買われた。
半面、産金株は安い。紫金鉱業集団(601899/SH)が4.7%下落した。金相場安が嫌気されている。そのほか、非鉄株、医薬品株も売られた。
一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.04ポイント(0.02%)安の240.70ポイント、深センB株指数が1.72ポイント(0.18%)安の928.18ポイントで終了した。
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