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2022/08/04 17:40

香港大引:ハンセン2.1%高で続伸、ハイテク銘柄に買い 無料記事

4日の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比406.95ポイント(2.06%)高の20174.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が142.73ポイント(2.12%)高の6879.69ポイントとそろって続伸した。売買代金は889億3860万香港ドルと低水準が続いている(3日は955億1770万香港ドル)。
 台湾を巡る米中緊張の警戒感がやや薄らぐ流れ。ペロシ米下院議長の訪台に抗議し、中国人民解放軍は台湾を囲む6カ所で大規模な実弾演習を7日まで展開する見通しだが、「本格的な軍事衝突に発展する恐れはかなり少ない」との見方が流れている。米金利の低下、景気減速懸念の後退、昨夜の米株急反発など
も好感された。中国当局の産業支援スタンスも改めて材料視されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が6.7%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.3%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.8%高と上げが目立った。九龍倉置業地産投資は昼頃に中間決算を発表し、純損益が赤字に転落したことを明らかにしたが、「悪材料出尽くし」との見方もあり、後場に入り上げ幅を広げている。
 セクター別では、半導体が高い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が7.6%、晶門半導体(2878/HK)が7.5%、華虹半導体(1347/HK)が5.0%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が3.3%ずつ上昇した。産業支援策強化の期待が高まっている。米ホワイトハウスは3日、中国に対抗する半導体産業支援法案について、バイデン米大統領が9日に署名すると発表。中国当局は自国産業の振興に一段と力を入れるとみられる。
 スマートフォン関連の銘柄群も急伸。上記した舜宇光学科技のほか、高偉電子(1415/HK)が9.0%高、小米集団(1810/HK)が4.5%高、富智康集団(2038/HK)が4.0%高、丘タイ科技(1478/HK)が3.1%高で取引を終えた。
 医薬品・医療機器セクターもしっかり。薬明生物技術(2269/HK)が4.3%高、百済神州(6160/HK)が3.4%高、中国神威薬業集団(2877/HK)が3.0%高、微創医療科学(853/HK)が6.3%高、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が2.4%高で引けた。
 旅行や映画、外食など「アフターコロナ」関連も物色される。携程集団(9961/HK)が5.3%、同程旅行HD(780/HK)が4.3%高、猫眼娯楽(1896/HK)が6.4%高、アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が4.1%高、海倫司国際HD(9869/HK)が6.0%高、九毛九国際HD(9922/HK)が4.0%高と値を上げた。早期の営業正常化が期待される。中国本土では新型コロナウイルスの新規感染が落ち着きつつあり、一部を除き行動抑制も緩和されつつある状況だ。
 一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.80%高の3189.04ポイントで取引を終了した。ハイテク株、公益株、素材株、インフラ関連株、不動産株なども買われた。半面、自動車株は安い。軍事関連株、エネルギー株、空運株も売られた。


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