/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2022/10/18 16:35

中国大引:上海総合0.1%安で3日ぶり反落、不動産株に売り 無料記事

 18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比3.98ポイント(0.13%)安の3080.96ポイントと3日ぶりに反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。9月貿易統計に続き、中国当局は第3四半期(7〜9月)GDP成長率などの発表もそろって見送った。景気悪化を示唆する内容ではないか――などとの見方も一部で広がっている。李克強・首相などが中国経済の堅調さをアピールする中、一時は小高く推移したものの、上値は重く、指数は引けにかけてマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が3.2%安、新城控股集団(601155/SH)が2.0%安、保利地産(600048/SH)と信達地産(600657/SH)がそろって1.8%安で引けた。
 金融株も安い。中国人寿保険(601628/SH)が4.5%、中国太平洋保険(601601/SH)が1.4%、成都銀行(601838/SH)が1.2%、中国銀河証券(601881/SH)が1.4%ずつ下落した。
 半導体株もさえない。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.2%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が1.4%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.1%安で取引を終えた。エネルギー株、素材株、食品・酒造株、自動車株なども売られている。
 半面、医薬品株は高い。人福医薬集団(600079/SH)が7.0%、健康元薬業集団(600380/SH)が5.8%、北京同仁堂(600085/SH)が5.1%、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が2.8%ずつ上昇した。運輸株、発電・電力設備株の一角も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.80ポイント(0.27%)高の295.24ポイント、深センB株指数が3.33ポイント(0.29%)高の1135.74ポイントで終了した。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース