2022/11/15 13:30
香港前場:ハンセン3.6%高で続伸、上海総合は1.3%上昇
15日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比637.98ポイント(3.62%)高の18257.69ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が255.10ポイント(4.27%)高の6234.90ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1097億2600万香港ドルにやや縮小している(14日前場は1259億8740万香港ドル)。
中国の政策期待が相場を押し上げる流れ。朝方発表された10月経済指標が総じて弱い内容となったことで、中国政府が景気対策を強化するとの思惑が強まった。また、中国当局が不動産デベロッパーの資金繰り改善に向けた措置を矢継ぎ早に打ち出していることも支援材料。前日までの大幅上昇の反動で朝方はマイナス圏に沈む場面も見られたが、その後は上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が11.0%高で値上がり率トップ。同社を巡っては、傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)の再編に新たな進展があったと報じられている。このほか、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が9.6%高となるなど、テック株の上昇が目立った。
カジノ株も好調。澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が10.4%高、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が9.8%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.7%高で引けた。今年末で期限切れとなるマカオのカジノ事業ライセンスについて、新免許付与に向けた入札審査作業が最終段階に入ったと伝わっている。
中国不動産セクターも総じて堅調。増資を発表した碧桂園HD(2007/HK)は8.3%安となったものの、雅居楽集団HD(3383/HK)が10.9%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が9.6%高、中国海外発展(688/HK)が1.5%高と値を上げた。
一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.27%高の3122.58ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。金融株、電子株、素材株、観光株なども買われた。半面、小売株や医薬株の一角が売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策期待が相場を押し上げる流れ。朝方発表された10月経済指標が総じて弱い内容となったことで、中国政府が景気対策を強化するとの思惑が強まった。また、中国当局が不動産デベロッパーの資金繰り改善に向けた措置を矢継ぎ早に打ち出していることも支援材料。前日までの大幅上昇の反動で朝方はマイナス圏に沈む場面も見られたが、その後は上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が11.0%高で値上がり率トップ。同社を巡っては、傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)の再編に新たな進展があったと報じられている。このほか、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が9.6%高となるなど、テック株の上昇が目立った。
カジノ株も好調。澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が10.4%高、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が9.8%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.7%高で引けた。今年末で期限切れとなるマカオのカジノ事業ライセンスについて、新免許付与に向けた入札審査作業が最終段階に入ったと伝わっている。
中国不動産セクターも総じて堅調。増資を発表した碧桂園HD(2007/HK)は8.3%安となったものの、雅居楽集団HD(3383/HK)が10.9%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が9.6%高、中国海外発展(688/HK)が1.5%高と値を上げた。
一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.27%高の3122.58ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。金融株、電子株、素材株、観光株なども買われた。半面、小売株や医薬株の一角が売られた。
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