2023/06/26 17:44
香港大引:ハンセン0.5%安で5日続落、内外の景気懸念が重し
週明け26日の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比95.84ポイント(0.51%)安の18794.13ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が22.35ポイント(0.35%)安の6372.19ポイントそろって5日続落した。ハンセン指数は約3週ぶりの安値水準を切り下げている。売買代金は838億510万香港ドルと前営業日(23日は697億9830万香港ドル)からは増加したものの、依然として低水準にとどまった。
内外の景気不安が重しとなる流れ。米国では6月の製造業PMI(速報値)が前月に続き悪化し、中国国内では景気持ち直しの遅れが懸念されている。中国で端午節3連休(22〜24日)の国内旅行者数は、新型コロナウイルス流行前の2019年同期を上回ったものの、同期の旅行支出は、コロナ流行前の水準に依然として届かず、消費活動が停滞している実態が鮮明化した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。値ごろ感に着目した買いが相場を支えている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.8%安、Eコマース中国大手の京東集団(9618/HK)が2.9%安、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が2.8%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が2.9%、碧桂園HD(2007/HK)が2.5%、合景泰富地産HD(1813/HK)が2.2%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連も売られる。新濠国際発展(200/HK)が6.0%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.8%安、永利澳門(1128/HK)が3.1%安、銀河娯楽集団(27/HK)2.4%安で引けた。
半面、中国発電セクターは高い。華潤電力HD(836/HK)が5.9%、華電国際電力(1071/HK)が5.8%、華能国際電力(902/HK)が5.1%、中国電力国際発展(2380/HK)が4.9%ずつ上昇した。
海上輸送やコンテナリース・生産の海運関連もしっかり。東方海外(316/HK)が3.6%高、海豊国際HD(1308/HK)が1.2%高、太平洋航運集団(2343/HK)が0.8%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.2%高、中国国際海運集装箱(2039/HK)が2.1%高で取引を終えた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.48%安の3150.62ポイントで取引を終了した。金融株が下げを主導。ハイテク株、不動産株、消費関連株、エネルギー株、運輸株、素材株、インフラ関連株なども売られた。半面、発電株は物色されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外の景気不安が重しとなる流れ。米国では6月の製造業PMI(速報値)が前月に続き悪化し、中国国内では景気持ち直しの遅れが懸念されている。中国で端午節3連休(22〜24日)の国内旅行者数は、新型コロナウイルス流行前の2019年同期を上回ったものの、同期の旅行支出は、コロナ流行前の水準に依然として届かず、消費活動が停滞している実態が鮮明化した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。値ごろ感に着目した買いが相場を支えている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.8%安、Eコマース中国大手の京東集団(9618/HK)が2.9%安、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が2.8%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が2.9%、碧桂園HD(2007/HK)が2.5%、合景泰富地産HD(1813/HK)が2.2%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連も売られる。新濠国際発展(200/HK)が6.0%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.8%安、永利澳門(1128/HK)が3.1%安、銀河娯楽集団(27/HK)2.4%安で引けた。
半面、中国発電セクターは高い。華潤電力HD(836/HK)が5.9%、華電国際電力(1071/HK)が5.8%、華能国際電力(902/HK)が5.1%、中国電力国際発展(2380/HK)が4.9%ずつ上昇した。
海上輸送やコンテナリース・生産の海運関連もしっかり。東方海外(316/HK)が3.6%高、海豊国際HD(1308/HK)が1.2%高、太平洋航運集団(2343/HK)が0.8%高、中遠海運発展(2866/HK)が2.2%高、中国国際海運集装箱(2039/HK)が2.1%高で取引を終えた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.48%安の3150.62ポイントで取引を終了した。金融株が下げを主導。ハイテク株、不動産株、消費関連株、エネルギー株、運輸株、素材株、インフラ関連株なども売られた。半面、発電株は物色されている。
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