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2023/01/19 13:42

香港前場:ハンセン0.03%安で反落、上海総合は0.1%上昇 無料記事

 19日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比5.93ポイント(0.03%)安の21672.07ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が17.02ポイント(0.23%)安の7323.71ポイントとそろって反落した。売買代金は508億3320万香港ドルに縮小している(18日前場は725億5380万香港ドル)。
 米株安が嫌気される流れ。昨夜の米市場では、米経済指標の悪化で景気懸念が強まり、主要株価指数がそろって下落した。週末から始まる春節(旧正月)の大型連休を前に、買い手控えムードも漂っている(香港市場は23〜25日が休場、本土は23〜27日が休場)。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国でリオープン(経済再開)が進んでいることや、経済対策に対する期待感が相場を下支えしている。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が4.4%安、中国インターネットサービス大手の百度集団(9888/HK)が2.2%安、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が2.1%安と下げが目立った。
 セクター別では、新興EV(電気自動車)関連が安い。理想汽車(2015/HK)が1.4%、浙江零ホウ科技(9863/HK)と蔚来集団(9866/HK)がそろって1.3%、小鵬汽車(9868/HK)が1.2%ずつ下落した。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群もさえない。瑞声科技HD(2018/HK)が2.4%安、高偉電子(1415/HK)が1.8%安、小米集団(1810/HK)が1.7%安、丘タイ科技(1478/HK)が1.6%安で引けた。
 半面、デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターは高い。雅居楽集団(3383/HK)が3.4%、旭輝HD(884/HK)が2.7%、龍湖集団HD(960/HK)が2.4%、保利物業発展(6049/HK)が4.6%、碧桂園服務HD(6098/HK)が3.7%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは小幅続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の3228.60ポイントで前場の取引を終了した。医薬品株が高い。ハイテク株、証券株、産金株、空運株も買われた。半面、消費関連株は安い。公益株、エネルギー株、銀行・保険株も売られた。



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