2023/04/24 13:42
香港前場:ハンセン0.6%安で続落、上海総合は0.2%下落
週明け24日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比129.59ポイント(0.63%)安の19949.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が23.72ポイント(0.35%)安の6740.47ポイントとそろって続落した。売買代金は493億4560万香港ドルと低迷が続いている(21日前場は474億2550万香港ドル)。
新規材料に乏しい中、様子見ムードが広がる流れ。香港では今週、主要な中国企業の決算報告がピークを迎える。企業業績の動向を見極めたいとするスタンスも強まった。また、米中対立の激化懸念がくすぶっていることも重しだ。もっとも、下値は限定的。中国景気の持ち直しや、当局の経済対策に対する期待感は根強い状況だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が3.2%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)とマカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)がそろって2.9%安と下げが目立った。
セクター別では、デベロッパーや管理サービスの中国不動産が安い。龍湖集団HD(960/HK)が1.8%、碧桂園HD(2007/HK)が1.4%、融創中国HD(1918/HK)が1.1%、碧桂園服務HD(6098/HK)が2.0%、融創服務HD(1516/HK)が1.0%ずつ下落した。
エアラインやツアー会社の旅行関連もさえない。中国南方航空(1055/HK)と中国国際航空(753/HK)がそろって2.9%安、中国東方航空(670/HK)が1.9%安、同程旅行HD(780/HK)が2.7%安で引けた。
半面、自動車セクターはしっかり。比亜迪(1211/HK)が3.4%高、蔚来集団(9866/HK)が2.7%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.6%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.5%高と値を上げた。
医薬・医療セクターも高い。康希諾生物(6185/HK)が5.1%、山東新華製薬(719/HK)と石薬集団(1093/HK)がそろって3.2%、阿里健康信息技術(241/HK)が5.5%、京東健康(6618/HK)が3.1%、平安健康医療科技(1833/HK)が1.9%ずつ上昇した。
他の個別株動向では、中国生保大手の新華人寿保険(1336/HK)が4.5%高。同社は23日、2023年第1四半期(1〜3月)の業績予告を発表し、純利益が前年同期比で110〜120%増加するとの見通しを示した。
一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.15%安の3296.30ポイントで前場取引を終了した。素材株が安い。半導体株、食品・酒造株、医薬品株、運輸株なども売られた。半面、銀行・保険株は高い。公益株、自動車株、不動産株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新規材料に乏しい中、様子見ムードが広がる流れ。香港では今週、主要な中国企業の決算報告がピークを迎える。企業業績の動向を見極めたいとするスタンスも強まった。また、米中対立の激化懸念がくすぶっていることも重しだ。もっとも、下値は限定的。中国景気の持ち直しや、当局の経済対策に対する期待感は根強い状況だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が3.2%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)とマカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)がそろって2.9%安と下げが目立った。
セクター別では、デベロッパーや管理サービスの中国不動産が安い。龍湖集団HD(960/HK)が1.8%、碧桂園HD(2007/HK)が1.4%、融創中国HD(1918/HK)が1.1%、碧桂園服務HD(6098/HK)が2.0%、融創服務HD(1516/HK)が1.0%ずつ下落した。
エアラインやツアー会社の旅行関連もさえない。中国南方航空(1055/HK)と中国国際航空(753/HK)がそろって2.9%安、中国東方航空(670/HK)が1.9%安、同程旅行HD(780/HK)が2.7%安で引けた。
半面、自動車セクターはしっかり。比亜迪(1211/HK)が3.4%高、蔚来集団(9866/HK)が2.7%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.6%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.5%高と値を上げた。
医薬・医療セクターも高い。康希諾生物(6185/HK)が5.1%、山東新華製薬(719/HK)と石薬集団(1093/HK)がそろって3.2%、阿里健康信息技術(241/HK)が5.5%、京東健康(6618/HK)が3.1%、平安健康医療科技(1833/HK)が1.9%ずつ上昇した。
他の個別株動向では、中国生保大手の新華人寿保険(1336/HK)が4.5%高。同社は23日、2023年第1四半期(1〜3月)の業績予告を発表し、純利益が前年同期比で110〜120%増加するとの見通しを示した。
一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.15%安の3296.30ポイントで前場取引を終了した。素材株が安い。半導体株、食品・酒造株、医薬品株、運輸株なども売られた。半面、銀行・保険株は高い。公益株、自動車株、不動産株の一角も買われた。
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