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2023/07/13 13:26

香港前場:ハンセン2.5%高で4日続伸、上海総合は0.9%上昇 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比469.41ポイント(2.49%)高の19330.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が158.20ポイント(2.48%)高の6536.19ポイントとそろって4日続伸した。売買代金は651億2370万香港ドルに拡大している(12日前場は472億5780万香港ドル)。
 米インフレ鈍化が好感される流れ。6月の米消費者物価指数(CPI)では、総合指数と食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが予想以上に前月から縮小した。「FRBは7月で利上げを打ち止めにする」との観測が流れる中、昨夜の米債券市場では、長期債利回りが大幅に低下している。米株市場では、ハイテク株に買いが広がり、ナスダック指数が1.2%高と3日続伸。昨年4月以来、約1年4カ月ぶりの高値水準を回復した。また、中国景気の持ち直し遅れが懸念される中、当局が経済対策を強めるとの期待も持続している。政府系シンクタンクの社会科学院は11日に公表した報告書を通じ、財政赤字の拡大で消費テコ入れを図るべきなどと提言した。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は3.4%高と他の指数をアウトパフォームしている(構成30銘柄のうち上昇29)。個別では、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が8.7%高、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が8.0%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が6.8%高と上げが目立った。
 産金セクターも高い。中国黄金国際資源(2099/HK)が7.8%、紫金鉱業集団(2899/HK)が5.7%、霊宝黄金(3330/HK)が5.4%、招金鉱業(1818/HK)が4.4%ずつ上昇した。
 非鉄関連セクターもしっかり。五鉱資源(1208/HK)が6.6%高、金川集団国際資源(2362/HK)が4.8%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.5%高、中国宏橋集団(1378/HK)が4.2%高、中国アルミ(2600/HK)が3.2%高で引けた。
 医療(サービス、機器、製薬)関連の銘柄群も物色される。上記した京東健康のほか、阿里健康信息技術(241/HK)が6.8%高、微創医療科学(853/HK)が9.7%高、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が5.6%高、薬明生物技術(2269/HK)が8.8%高、康希諾生物(6185/HK)が5.9%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.86%高の3223.49ポイントで前場取引を終了した。エネルギー株が高い。素材株、食品・酒造株、小売株、ハイテク株、金融株、不動産株、公益株、医薬品株、インフラ関連株なども買われた。



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