2023/01/19 17:38
香港大引:ハンセン0.1%安で反落、テック指数は1.7%下落
19日の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比27.02ポイント(0.12%)安の21650.98ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が27.97ポイント(0.38%)安の7312.76ポイントとそろって反落した。売買代金は925億9690万香港ドルに縮小している(18日は1278億3450万香港ドル)。
米株安が嫌気される流れ。昨夜の米市場では、米経済指標の悪化で景気懸念が強まり、主要株価指数がそろって下落した。週末から始まる春節(旧正月)の大型連休を前に、買い手控えムードも漂っている(香港市場は23〜25日休場、本土は23〜27日休場)。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国のリオープン(経済再開)進展、経済対策への期待感が相場を下支えしている。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.4%安、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が3.0%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が2.9%安と下げが目立った。網易や阿里健康など「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが広がる中、ハンセン科技(テック)指数は1.7%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
セクター別では、医療・医薬関連が安い。上記した阿里健康のほか、平安健康医療科技(1833/HK)が2.0%、京東健康(6618/HK)が1.5%、緑葉製薬集団(2186/HK)が2.3%、康希諾生物(6185/HK)が1.9%、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.2%ずつ下落した。
農業関連セクターもさえない。園芸用灌漑システムメーカーの新疆天業節水灌漑(840/HK)が9.1%安、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が3.0%安、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が2.4%安、化学肥料メーカーの中国心連心化肥(1866/HK)が1.6%安で引けた。
半面、デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターは高い。旭輝HD(884/HK)が6.4%、雅居楽集団(3383/HK)が5.5%、龍湖集団HD(960/HK)が3.5%、保利物業発展(6049/HK)が7.4%、碧桂園服務HD(6098/HK)が6.6%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3240.28ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が高い。医薬品株、素材株、エネルギー株、証券株なども買われた。半面、酒造・食品株は安い。農業関連株、銀行・保険株、公益株、自動車株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株安が嫌気される流れ。昨夜の米市場では、米経済指標の悪化で景気懸念が強まり、主要株価指数がそろって下落した。週末から始まる春節(旧正月)の大型連休を前に、買い手控えムードも漂っている(香港市場は23〜25日休場、本土は23〜27日休場)。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国のリオープン(経済再開)進展、経済対策への期待感が相場を下支えしている。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.4%安、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が3.0%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が2.9%安と下げが目立った。網易や阿里健康など「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが広がる中、ハンセン科技(テック)指数は1.7%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
セクター別では、医療・医薬関連が安い。上記した阿里健康のほか、平安健康医療科技(1833/HK)が2.0%、京東健康(6618/HK)が1.5%、緑葉製薬集団(2186/HK)が2.3%、康希諾生物(6185/HK)が1.9%、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.2%ずつ下落した。
農業関連セクターもさえない。園芸用灌漑システムメーカーの新疆天業節水灌漑(840/HK)が9.1%安、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が3.0%安、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が2.4%安、化学肥料メーカーの中国心連心化肥(1866/HK)が1.6%安で引けた。
半面、デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターは高い。旭輝HD(884/HK)が6.4%、雅居楽集団(3383/HK)が5.5%、龍湖集団HD(960/HK)が3.5%、保利物業発展(6049/HK)が7.4%、碧桂園服務HD(6098/HK)が6.6%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3240.28ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が高い。医薬品株、素材株、エネルギー株、証券株なども買われた。半面、酒造・食品株は安い。農業関連株、銀行・保険株、公益株、自動車株も売られた。
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