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2023/03/13 13:43

香港前場:ハンセン2.3%高で5日ぶり反発、上海総合は0.8%上昇 無料記事

 週明け13日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比436.80ポイント(2.26%)高の19756.72ポイントと5日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が186.01ポイント(2.89%)高の6631.91ポイントと6日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は816億8340万香港ドルに拡大している(10日は765億7710万香港ドル)。 
 中国の政策期待が相場を押し上げる流れ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が本日午前に閉幕し、習近平・国家主席は「『強国建設』を推し進めていく」などと演説した。新しく任命された李強・首相は記者会見で、改革開放の政策を推進し、民営企業の成長を支援していく考えを示している。米利上げペース鈍化の観測も追い風。足もとで米雇用情勢が軟化する中、3月利上げの0.5%確率は大幅に低下した。また、米地銀が相次いで破綻したことの相場に与える影響は、現時点で限定されている。米ブローカーの一部からは、「金融システムを安定化させるため、米連邦準備理事会(FRB)は3月の利上げを見送る可能性がある」との指摘もあった。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄が買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.4%高と他の指数をアウトパフォームしている(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が13.6%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が7.1%高、オンラインゲーム事業・アプリケーション・ソフト開発の金山軟件(3888/HK)が7.0%高と上げが目立った。
 石油・石炭セクターも高い。中国海洋石油(883/HK)が6.0%、中国石油化工(386/HK)が3.8%、中国石油天然気(857/HK)が3.5%、内蒙古伊泰煤炭(3948/HK)が4.8%、中国神華能源(1088/HK)が3.7%ずつ上昇した。
 ゼネコンなどインフラ建設セクターもしっかり。中国中鉄(390/HK)が5.4%高、中国交通建設(1800/HK)が4.4%高、中国鉄建(1186/HK)が3.8%高、中国建築国際集団(3311/HK)が3.6%高と値を上げた。
 産金銘柄も急伸。招金鉱業(1818/HK)が10.8%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が7.7%高、中国黄金国際資源(2099/HK)が7.1%高、霊宝黄金(3330/HK)が3.5%高で前場取引を終えた。
 半面、自動車セクターはさえない。長城汽車(2333/HK)が5.7%安、北京汽車(1958/HK)が2.4%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.1%安と値を下げた。利益率の悪化や販売競争の激化が引き続き不安視されている。主要な国内メーカーは、販売価格をそろって引き下げた。
 中国不動産セクターも安い。旭輝(884/HK)が3.8%、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.9%、中国金茂HD(817/HK)が2.7%、合景泰富地産(1813/HK)が2.6%、碧桂園HD(2007/HK)が1.8%ずつ下落した。碧桂園が通期決算の赤字転落見通しを発表。セクター全体の売り材料となっている。
 一方、本土マーケットは6日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.76%高の3254.53ポイントで取引を終了した。エネルギー株が高い。ハイテク株、消費関連株、素材株、インフラ関連株なども買われた。半面、不動産株は安い。医薬品株も売られた。



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