/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/07/26 13:27

香港前場:ハンセン0.8%安で反落、上海総合は0.4%下落 無料記事

 26日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比154.19ポイント(0.79%)安の19280.21ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が78.68ポイント(1.19%)安の6525.52ポイントとそろって反落した。売買代金は445億6810万香港ドルに縮小している(25日前場は738億1510万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。前日のハンセン指数は4.1%高と急伸(上昇率は今年2番目の大きさ)し、約1カ月ぶりの高値水準を回復していた。米金利動向も気がかり。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、日本時間27日未明に発表される。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国当局の景気支援スタンスが引き続き相場の支えになっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が6.4%安、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が4.9%安、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が3.7%安と下げが目立った。
 自動車セクターも安い。小鵬汽車(9868/HK)が6.0%、長城汽車(2333/HK)が3.6%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.9%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.0%ずつ下落した。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群もさえない。舜宇光学科技(2382/HK)が2.7%安、瑞声科技HD(2018/HK)が1.7%安、高偉電子(1415/HK)が1.6%安、丘タイ科技(1478/HK)が1.3%安、富智康集団(2038/HK)が1.2%安で引けた。
 他の個別株動向では、半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMPT(522/HK)が1.5%安。同社の中間決算は6割減益だった。
 半面、レアアース・非鉄関連の銘柄は物色される。ニッケル・コバルトの生産で世界大手の金川集団国際資源(2362/HK)が2.4%、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が1.7%、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.6%、エネルギー・資源会社の中信資源HD(1205/HK)が1.3%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%安の3220.23ポイントで前場取引を終了した。石油株が安い。金融株、消費関連株、ハイテク株、インフラ関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。医薬品株、素材株も買われた。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース