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2023/07/17 13:06

中国前場:上海総合1.2%安で3日ぶり反落、中国GDPは下振れ 無料記事

 週明け17日前場の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.53ポイント(1.19%)安の3199.17ポイントと3日ぶりに反落した。
 中国景気の回復遅れが改めて意識される流れ。取引時間中に公表された各種経済指標では、今年第2四半期(4〜6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.3%にとどまり、前四半期(1〜3月)の実績(4.5%)は上回ったものの、市場予想(7.1%)は下回った。また、6月の各種統計では、鉱工業生産が上振れる半面、小売売上高は予想に届いていない。国内消費の弱さが指摘されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、消費関連の下げが目立つ。化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が5.1%安、自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)が3.0%安、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が2.6%安、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)と酒造の青島ビール(600600/SH)がそろって1.8%安、ホテルの上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が1.5%安で引けた。
 石油や石炭のエネルギー株も安い。中国石油化工(600028/SH)が2.6%、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%、中国神華能源(601088/SH)が5.2%、陝西煤業(601225/SH)が2.3%ずつ下落した。医薬品株、素材株、海運株、ハイテク株、不動産株、金融株なども売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.14ポイント(0.42%)安の268.63ポイント、深センB株指数が5.11ポイント(0.44%)高の1172.25ポイントで終了した。
 なお、香港市場は台風警報発令に関する取引規定により、本日前場の取引は中止された。香港天文台は台風警報「シグナル8」を維持しているため、後場の取引も中止となる。


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