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2023/05/05 16:29

中国大引:上海総合0.5%安で4日ぶり反落、ハイテク・医薬に売り 無料記事

 5日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比15.96ポイント(0.48%)安の3334.50ポイントと4日ぶりに反落した。
 新規材料に乏しい中で売り圧力が意識される。上海総合指数は前日まで3日続伸し、足もとでは約2週ぶりの高値水準を回復していた。また、今夜公表される米雇用統計や、来週発表される中国貿易統計などの結果も気がかり材料。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国景況感の悪化を受け、当局は景気対策を強める――との見方も続ている。指数は朝方、プラス圏で推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.6%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.0%安、光ファイバー・ケーブル製造の烽火通信科技(600498/SH)が3.5%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が2.9%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が2.8%安で引けた。
 医薬品株も安い。天士力医薬集団(600535/SH)が4.5%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.7%、北京同仁堂(600085/SH)が2.6%、人福医薬集団(600079/SH)と上海復星医薬集団(600196/SH)がそろって2.2%ずつ下落した。エネルギー株、素材株、インフラ関連株、公益株なども売られている。
 半面、銀行・証券株は高い。中国銀行(601988/SH)が3.6%、興業銀行(601166/SH)が2.2%、招商銀行(600036/SH)が1.6%、中国銀河証券(601881/SH)が8.5%、中信証券(600030/SH)が3.1%ずつ上昇した。不動産株、酒造・食品株の一角も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.80ポイント(0.62%)安の290.85ポイント、深センB株指数が5.18ポイント(0.44%)安の1180.13ポイントで終了した。


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